昨年12月、ベルギー国王アルベール2世の指名により任期3カ月間の
暫定首相に就任したフェルホフスタット首相は19日、予定通り3月20日で
退任し、ルテルム副首相に政権を譲ると発表した。
昨年6月のベルギー総選挙はルテルム氏率いる北部オランダ語圏の
右派政党が勝利したが、同語圏の自治拡大を図る連邦制度改革を強硬に
進める姿勢を示したことに南部フランス語圏が反発。半年以上も新政権が
樹立できない政治危機に陥ったため、選挙で敗れたフェルホフスタット首相の
短期続投が決まった。
ルテルム氏は再び連邦制度改革などを推進する方針で、
危機再燃も懸念されている。(共同)
http://www.usfl.com/Daily/News/08/02/0219_014.asp?id=58927