【コラム】外国人の目に映った「奥の細道」=NATIONAL GEOGRAPHIC [2/15]
1 :
◆Robo.gBH9M @ロボ-7c7cφ ★:
★外国人の目に映った「奥の細道」 漂泊の俳人 芭蕉の足跡を追って
詩趣あふれる紀行文『奥の細道』で世界中の読者を魅了してきた俳人・松尾芭蕉。米国人の紀行作家
ハワード・ノーマン氏と日系3世の写真家マイケル・ヤマシタが、その足跡をたどった。
外国人の目に映った芭蕉の世界とは、どんなものなのだろうか?
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080212/147069/px480_01.jpg [40代なかばを迎えて体力の衰えを感じていた芭蕉は、漂泊の旅に突き動かされ、現在の東北地方から
日本海沿岸をたどる2400キロを踏破した。巡礼者たちがつかうような足袋や草鞋を芭蕉も旅装束に
用いたのだろう]
「日々旅にして、旅を栖とす――俳人・松尾芭蕉は『奥の細道』の冒頭にこう記している。 この言葉を
かみしめながら、私は今、後に俳聖とうたわれた芭蕉が1689年に踏破した、2400キロメートルの
旅路をたどる準備を進めている。そして実のところ、この旅に臨むにあたって一抹の不安も
感じている」と紀行作家のハワード・ノーマン氏はそう話を起こす。
ノーマン氏はかつて、京都で生まれ育った言語学者のヘレン・タニザキ氏にこう教わったという。
「学校のクラスメートはみんな、芭蕉の句なら1つや2つは暗唱できたもの」。実際、日本人で松尾
芭蕉を知らない人はいないといっても過言ではないかもしれない。
今でも、芭蕉の生まれ故郷や菩提寺を訪れる人は後を絶たず、多くの人々が芭蕉の旅路をたどって、
ゆかりの地へと実際に足を運ぶ人は少なくない。『奥の細道』は、多くの外国語に翻訳され、時空を
越えて、世界中の読者の心を魅了してやまない。
ノーマン氏はその理由を「種々の災厄と不確実性に満ちた世界に暮らす私たち現代人は、芭蕉が
時折訴えていた漠然とした不安に対して、ある種の親近感を覚えるのではないだろうか」と分析する。
芭蕉が活躍した元禄期(江戸時代中期)の日本も、大きな社会的変革の渦中にあったといえるだろう。
(中略)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080212/147069/px480_02.jpg [『古池や 蛙飛び込む 水の音』 平易な言葉で深い精神性を表現した芭蕉は、連句の冒頭にあたる
発句という形式を芸術の域にまで高めた]
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080212/147069/px480_03.jpg [月はやし 梢は雨を 持ちながら』松の木の間から顔をのぞかせるおぼろ月は『鹿島紀行』で芭蕉が
愛でた雨上がりの月を思わせる]
ノーマン氏は言う。「『奥の細道』につづられているのは、芭蕉の心の旅路だ。その意味では、俗世の
あらゆる所有物を捨てて運命を風に任せる、出家者の巡礼にも似た漂泊の旅であった」。
この旅の数年後、芭蕉は1694年に世を去った。それから約300年。漂泊の賢者、世捨て人の芸術家、
究極の旅人、高潔な聖者、幕府の隠密、悪党すれすれの大山師、そして稀代の詩人――。
さまざまな人々が、それぞれの視点から、芭蕉について語ってきた。『奥の細道』には、どこか自虐的な
ユーモアや旅の記録、仏教的な受容の精神、絵画のような描写、時には不潔な環境への不平不満と
いった感情までもが、自在に織り込まれている。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080212/147069/px480_04.jpg [山形県の山刀伐(なたぎり)峠には『奥の細道』に描かれた峠越えの道が今も残っている]
「この紀行文は時空を超えた心の案内書でもある。芭蕉の足跡を辿れば、今なお変わらぬ風景や
古い寺社も数多くその姿をとどめ、旅人の心を往時へと誘ってくれるはずだ。なぜなら、美とは見る
対象への深い洞察はもとより、孤独な自己を見つめることによっても感じとれるものなのだから」
(ノーマン氏)。
現代米国人の心をもとらえるスケールの大きさこそ芭蕉という人物とその作品の真骨頂といえそうだ。
(藤田 宏之=『ナショナル ジオグラフィック日本版』編集長)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080212/147069/
外国人には「静かさや 岩に染み入る 蝉の声」がどうしても理解出来ない、って話を聞くが
実際の所どうなんだろうな。
まあ蝉の鳴き声自体を体験として知らない外国人も多いだろうが。
雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る
柿くえば 鐘が鳴るなり 法隆寺
春の海 ひねもすのたり のたりかな
4 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 10:23:09 ID:W2lBUSLK
5 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 10:24:21 ID:GtSOzGVY
Miyageta Monda-yo Yaneya no Hundoshi
6 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 10:25:48 ID:Aw6TGx4c
奥州街道の玄関口、白河出身の俺が来ましたよ
この前久しぶりに帰ったら駅前に芭蕉の像が建ってたね
7 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 10:25:51 ID:GkEdgTRL
毎回漂白のふんどし廃人。
その足跡は落としウンコ・・・
におい立つ哀愁・・・
8 :
山本五十六:2008/02/15(金) 10:27:07 ID:wEcc0xX4
外国人に俳句がわかるのか?
そういえば中韓は興味がなさそう
日本独特かな、とすれば法則発動しつづけることになる
9 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 10:31:34 ID:yo+gVmy5
俺も行った事あるけど、特になにも感じなかったなぁ
>>4 日本人なら一度は、夏に一人で山の中とかに入って、本当に蝉の鳴き声以外何も聞こえない、って
環境に置かれて、なんともいえない孤独さや自己の矮小さを感じた事があるだろ。
ああ言う体験が無いとあの句は感覚として理解出来ないように思う。
>>10 でなくて
日本人はいろんな音を「声」として処理するが、欧米人は音は音、虫の音は雑音と脳味噌で処理されるのだとよ。
12 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 10:42:27 ID:K7CCZ3UT
感性がぜんぜん違うんだなぁ
外国人は鈴虫とかの虫の音を、騒音と感じるんだよな、確か。
日本人は虫の音を、心地よい音に脳内変換しちゃうから
「静かさや〜」みたいな俳句が出来たんだろな。
>>11 でも欧米人も鳥の鳴き声を「歌」と表現するんだから、そう言う日本的な感覚がわからないわけでは
あるまいに。
被ったw
16 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 10:44:41 ID:eUegPMng
日々部屋にいて部屋を栖とす
>>8 もっとも短い定型詩としてそれなりに知られてる。
自国語の教育に取り入れてる所もあるね。
日本人ですらこんあ時代遅れな感性相手にしてないよ
>>11 ただの俗説。
それが正しいと「アリとキリギリス」が成立しない。
20 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 10:46:26 ID:W2lBUSLK
俳句を日本語文字制限のある詩と考えると難しくなる。特に外人には。
音楽的リズム(8/8拍子)で考えると良い。
●●●●●○○○●●●●●●●○●●●●●○○○
♪♪♪♪♪休休休♪♪♪♪♪♪♪休♪♪♪♪♪休休休
ここに当て嵌まれば英語でも構わんと思う。
別に休符すら必要ないと思うけどね。
リズムの心地良ささえ維持出来てれば。
でもそれじゃ川柳になるから、一定の条件を満たした高度な川柳を俳句と説明すればいい。
まず川柳を実感させりゃいい。
これならあらゆる言語で通用する。
つーか、蝉の鳴き声は「心地よい音」ではないわな、日本人的にもw
どちらかと言うと「静かさや〜」の句には、「都会の騒音と喧騒の中で感じる孤独」に似た感じの
詩想が有ると思うが。
22 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 10:47:41 ID:fzxrwElK
ホントにどんな事でも韓国出さないと気がすまない韓国依存症の病人っているのな。
>>20 季節を主題にした5/7/5音節の三行詩って教えてるみたいだね。
26 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 10:53:49 ID:MkrHviVC
An old pond!
A frog jumps in-
The sound of water.
27 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 10:58:18 ID:t55MRcen
詩の美しさというのは言葉の美しさも込みだからなー。
その言語でしか表現できないものなんだよな、残念ながら。
28 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 10:59:18 ID:GOvhYkLm
>>10 …大学で地質やってたから夏に一人で山の中に入ってたが
いまどき、そんな奴いるのか?
まぁ、それはともかく虫の音を鳴声(音色)として捉えるのは日本及び少数の文化圏だけらしいから
言葉からの情景、心情の想像は難しいと思われ。
川のせせらぎなんかもダメらしいね。
もっともうまく意訳してくれれば問題ないだろうけど。
29 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:00:53 ID:2bFE0Nx1
>『奥の細道』は、多くの外国語に翻訳され、時空を
>越えて、世界中の読者の心を魅了してやまない。
横槍入れてイチャモンつけるようで悪いが
綺麗に翻訳出来て、正しく理解できてるんかハゲしく疑問
映画じゃいっつも中国と日本を混ぜこぜにしとる忍者外人が
深淵まで理解できたら、そいつはもう日本人だよ
短歌は文学であり俳句は絵画である、って誰かが言っていたな。
31 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:02:26 ID:GOvhYkLm
って、俗説かよ!!
32 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:03:57 ID:H/nQGUXg
俺日本人だけど、正直言ってよく分からんよ。
解説読んで、ああそういうことかぁ、と分かった気になるのが関の山だ。
確かに俺には詠めない(凡人が作れない)ものだとは思うけど、いまいちピンとこない。
深く感動してる(ように見える…面白がり方は日本人と違うのかもしれない)
留学生の友人が時々羨ましくなる。
実感としては分からなくは無い、でも、それを褒め称える人たち、
特に一部の人間が言っているのを聞くと、何か白々しさを感じる。
そういうのと無縁(と思いたい)人たちが、自分の目で見つめてみる試みは
安心してみていられるし、結果がどうであれ何かの感動があるんだろうと思う。
と記事読んでオモタ。
34 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:15:38 ID:QQwSgi9W
鈴虫の音はPTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療にも効果があるそうだ。
ストレスが緩和されるという。
アスファルト化されて虫がいなくなってるから、今の日本人はストレスが溜まってるかも。
最近は犬の鳴く声もあまり聞かなくなった。車の音ばかり。
単調すぎてストレスが溜まるのではないか。
35 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:16:59 ID:vdiFdVlS
今すぐ検索 グーグル
北朝鮮送金ルート
亀田右翼の正体在日
36 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:18:03 ID:W2lBUSLK
>>25 行とか文字遊びじゃなく、リズム遊びだと言えば分かりやすいんだが。
>>20を応用して、8/8のリズムで英語川柳を作るとしたら
Seein' the rock, (a) silence erases cicada sound (その岩を見てるうち、静寂によって蝉の声が掻き消された)
●●●●●○○○●●●●●●●○●●●●●○○○
英語になってないかもしれんが、これなら多少は概念が通じるはず。
38 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:19:44 ID:5OH0JqGp
>>11 でしょうね、白人が作る音楽が五月蝿く感じるのも
やっぱ脳の構造が違うんだろう
>>33 「他の日本人とは自分は違うんだ!」と言う優越感と
「でも実はみんなもわかったフリをしているだけだからボクも大丈夫だよね」という
安心を求めたい気持ちが診て取れます。
こう言う人は現実には、対象を理解するだけの知識や経験、感性が足りないだけのことなのですが。
漫画を海外で出版するとき、翻訳で一番困るのは擬音語だって聞いたことあって
それは欧米人なんかは音をあくまで音として処理して
日本人は音を言語として処理し、文字におこすからという理由だったんだけど
それは俗説だったのね
41 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:28:01 ID:ERW4byhi
>>33 喧噪になれた現代人に当時の情景を心に浮かべるのはなかなか難しいと思う。
42 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:28:59 ID:5OH0JqGp
>>40 シャキーン
とかな、このての表現は多言語では無理だろ
43 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:33:47 ID:BaDeQ7XM
日本の文化や感性は、外国人がいくら努力いても決して理解出来ない。
それは日本人の感性が最も優れた民族だから。
ウリナラマンセー
44 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:35:14 ID:5OH0JqGp
あと、漫画特有の表現として
トホホ
とかな
トホホなんていう奴は現実には居ないが、漫画のなかでは普通になるから
面白いよね、日本の表現力は。
45 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:38:13 ID:+yw3qsN0
vipperがさ、自分達なりに2ちゃん独自の共通の感性を研きながら、
色々面白い造語や文章をつくっているような気がする。
(必ずしもvipperじゃないかもしれんが)
2ちゃん以外では恥ずかしくて見れたもんじゃないが、
時々はたから見て面白いなあと思う。
46 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:43:05 ID:6PT4V42O
外人に日本の文化、感性を理解させるのは難しい。たとえば虫の声。
ハッキリ言うけど西欧人にとっては不快なノイズ以外の何ものでもない。
作品の中で虫の声を肯定的に取り上げたのは、ゲーテくらいじゃないかな。
47 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:43:26 ID:5OH0JqGp
>日本の文化や感性は、外国人がいくら努力いても決して理解出来ない。
まあ現実に無理だろうな。
48 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:48:05 ID:y9S+YO8q
アメリカ人とフランス人を一緒くたにするのはどうもね
49 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:53:23 ID:5OH0JqGp
フランス人も無理でしょ。
50 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:53:42 ID:qHY/pGrg
>>29 疑問っていうなら、お前がきちっと翻訳して、海外の皆様がお前の
考える芭蕉の世界を味わえるように、おまえが出版してお届けすれば
いいじゃないか?
それはできねーし、英語訳も読んだことねーくせに、なんでそんな
偉そうなことを言えるんだ?ネトウヨはよ。日本にも芭蕉にも海外にも
失礼ってもんだ。
51 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 11:57:30 ID:qHY/pGrg
無理とか言ってる奴等、おまいらは本当に欧米人が
虫の音をどう捉えるか、その感性は固定されたもので
変化するものではないと実地で確認したのかよ?
おまいらのいう理屈のソースは、なんだ?2chか?
決めつけてかかるんじゃねーよ。
イイモのと思ってるなら、伝えればいいじゃないか。
それがチャンスとか企業ってもんだろう。
なんで俺は今こんなに熱いんだろう
52 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 12:07:07 ID:yG1kpf6o
>>46 ポール・マッカートニーだって静寂を示すサウンドエフェクトに虫の声を使ってる
やっぱり文学は原書で読まなきゃ理解できんだろ
54 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 12:16:32 ID:8IuEgWP1
諸外国で俳句が流行ってるってTVを前に観たけど、チョット勘違いされたまま広まってるんじゃないかな?
政府批判の内容で悲壮感が漂うものばかりだった。
かといって川柳でもないし・・・・
実際に日本の文化に触れた外国人の本も和訳で結構出てるから、
読んでみると良いよ。特に幕末〜戦前辺りまでの、
まだ国風豊かな頃のは面白いよ。同じもの見ても人それぞれだなw
それに感性に関しちゃ、多くの日本人にも難しくなてきてるだろうな
人種や性別、イデオロギー、文理に功利、
フィルターが単純な人も増えてきてる気がするしなあ…
56 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 12:34:41 ID:NJq2ct6p
芭蕉ってバナナの和名じゃなかったっけ?
ということで、現代ならば、さしずめ松尾バナナっていうのペンネームw
>>8 仏関連のブログ見てたら、今 俳句愛用者は全世界で50カ国1000万人居るって!。
仏では初めて詩を書く人には、俳句から入るのを進めてると、仏の詩人で教師が言ってた。
俳句好きでも芭蕉探索なんか行くのマニアくらいだろ
日系は現実より妄想というか”日本はこうあるべきだ”という理想が先にくる話方する人ばっか
憧れが強いのか情報が古いのかよくわからんが古い日本を語るの好きっぽい
59 :
山本五十六:2008/02/15(金) 12:48:09 ID:wEcc0xX4
>>8 >>17 まあ、川柳とかとの違いがわからないというのは、外人らしい感想だね
「物の哀れ」は日本に住んでる外人が説明するしかないよ
たとえば山形県や実は埼玉県人とか、あと小錦とかね
よき理解者かどうかは知らないが錯覚はしてないよ
60 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 12:50:06 ID:yG1kpf6o
>>53 ロシア文学を原書で読めたらあんたは超エリート文化人
61 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 12:54:23 ID:yG1kpf6o
>>57 フランス人は饒舌なので俳句よりは短歌が合っているって聞いたことがある
堀口大學のTankasが有名だって
俳句はポーランドやドイツなどの東欧で流行しているが実際は季語がなくて川柳になっちゃってるのが多いって
62 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 12:56:29 ID:sNXFW/Kr
>>4 俳句の根本は「観察」だから、自分の心の静寂を詠んだものというのは、
ちょっと違うのじゃないかな。むしろ、自然の沈黙を蝉の声で強調した
ものだろう。
だとしたら、外国人にもわかると思う。特に芭蕉は、認識論的作風だから、
わかりやすいのではないか。
63 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 12:57:53 ID:yG1kpf6o
>>58 芭蕉はロンプラで紹介されてるから大量の外人が松島に来てるぞ
山形の山寺とか
前に栃木の黒羽にある大雄寺でフランス人の団体に出くわした
芭蕉を追って日光見学のついでに来たって
>>54 俳句の世界って、戦時中にアカと見なされて
軍部に弾圧された影響でいまでもかなり左よりなのよ。
俳句雑誌の八月あたりとかスゴイよ。
65 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 12:59:00 ID:sNXFW/Kr
>>61 ポール・クローデルが「都々逸」を絶賛しているね。庶民の愛の歌だ、と。
66 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 13:03:21 ID:yG1kpf6o
>>65 東欧やロシアでは驚くべき庶民の才能として万葉集が受けたことがある
まだ東欧諸国が国家として成立していない時代に日本では文学教育があって
国家が詩のコンテスト大会まで開いていたのに驚いたらしい
67 :
山本五十六:2008/02/15(金) 13:36:07 ID:wEcc0xX4
>>58 30年位前、羽黒山に行ったが閑散としてて、上ってる途中五重塔に遭遇したが、
確か其の傍に芭蕉の≪静けさや……≫の碑が立ち、此処で読んだとの解説があった。
へ〜えって思ったよ。
>>2 アメリカ人にとって蝉は17年とか13年とかに一度大量発生する生き物
70 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 14:22:37 ID:gBsc7Am7
やまでらの ぽんぽんぽん
おしょさんが ぽんぽんぽん
まりをつきたし まりはなし ぽんぽんぽん
71 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 14:44:08 ID:XCe6hs2O
72 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 14:50:00 ID:uk0YzHGB
>>40 最近、そのまんまの方が雰囲気わかるからって
まんまカタカナ表示の擬音語を残すんだって?
73 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 14:51:22 ID:Pba0hzHo
>>28 >らしいから
>思われ。
>らしいね。
>だろうけど。
プギャー(^Д^)9m
74 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 14:53:00 ID:yToy9knL
>>33 旅に病んで 夢は枯野を駆け巡る
みたいなのは凡人でも分かりやすくない?
ってか、おいらが個人的に好きなのだけだけど
75 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 15:07:19 ID:XGEwMXSR
臭そう。
76 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 15:21:20 ID:JsUB2FjY
かわずとびこむみずのおと は外国人が聞くと、いっせいに何百匹ものかえるが池に飛び込む様を思い浮かべるそうだ
>>76 そんなこと無いぞ。3通りぐらいの英訳を見たことあるけど、1匹が2,3匹って解釈してた。
>>76 仏教の本質は?と問われて、≪かわず飛び込む水の音≫と答えたが、
後に俳句の形式に従って≪古池や≫を付け加えたと、どこかで読んだ事がある。
80 :
山本五十六:2008/02/15(金) 15:36:49 ID:YAnhGPvP
確かに国民文化というものがあるとしたら日本外最初(なんせ万葉集の時代だからね)
次が米国というところだろう(だいぶ後)
欧州は米の次くらい、中韓は今、ようやくだね
もっとも中東・インドはどうなんだ?
>>79 「かわずが飛び込んだときの水の音は、水が発したものなのか、それともかわずが発したものなのか?」
ってヤツかな?
「カエルが水に飛び込むという事は繁殖期な可能性が高いですね」と言って怒られた記憶が
>>80 > もっとも中東・インドはどうなんだ?
「インド」という意識、まとまり自体はマハーバーラタとラーマヤナの2大叙事詩の成立によって生まれたとされる。
今のインドの正式国名は「バーラタ国」だったりする。
84 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 15:53:40 ID:4KyrDgjY
ドラクエのふっかつのじゅもんに「ふるいけや かわず とびこむ みずのおと ばしや」
というのがあったのを思い出した
85 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 16:06:41 ID:X4JN1VDX
う〜〜〜〜詩趣詩趣
今 詩趣を求めて漂泊の旅をしている僕は
読み書きのできる一般的な男の子
強いて違うところをあげるとすれば
俳句に興味があるってとこかナ――
名前は松尾芭蕉
そんなわけで奥の細道にある
古い池にやって来たのだ
ふと見ると
石の一匹のカエルが座っていた
ウホッ!いいカエル…
86 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 16:29:39 ID:3w97gXE0
蚤虱 馬の尿する 枕元
古池さん ぼくの趣味は 2ちゃんねる
いいカエルって何だよww
ここは 廃人 の多いインターネットですね
タルコフスキーが俳句ファンで芭蕉も好きなんだよな。
「雪ちるや穂屋も薄の刈り残し」
91 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 17:35:02 ID:r3tiwuCU
月見で外人が、日本にきたときは「月見てるダケじゃん」と思ったが、
数年後に月見した時、その静けさや雰囲気なんかにまったりして、やっと日本人の
侘び寂びがわかったといってた。
92 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 17:56:43 ID:uVuM/J+v
象潟はいまは、当時芭蕉が見た海はぜんぶ田んぼになっている。
早苗のころはさながら、緑色の海に島が浮かんでいるようにみえる。
93 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 18:01:59 ID:dT8JMihA
昔、カール・セーガン博士のSF「コンタクト」を読んでいて
主人公達が異性文明と接触すべくいよいよマシーンに乗り込むシーンで
「 荒海や 佐渡によこたう 天の川 」
と挿入された一句に、不覚にも目頭が熱くなった俺が参上!
94 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 18:24:03 ID:MWy5IPok
俳句は圧縮と解凍の芸術なんよ。
見た情景を言葉にする。
余分なものをどれだけ削ぎ落としていって簡素な言葉でなお読み手に伝わるか。
受け手はわずか17字に圧縮された情景を自分の中で解凍、復元する。
受け手の中に解凍、復元のためのコード(体験・文化・価値観)が元からないと伝わらない。
外国人にはなかなか伝わらないし、現代の若者でも多数はそう。
95 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 18:47:32 ID:jWDVHR6x
夏草やつはものどもが夢のあと 歴史的背景の含蓄がすてきですね
俳人と聴くとどうしても廃人の方に脳内変換されてしまう。
中学の時の知り合いが、「松葉和尚」だと思ってた。
卑猥だよな。
101 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 20:45:35 ID:i/CSB9//
【不買】アウトドアファッションの「パタゴニア」が反捕鯨テロリストのスポンサーだったことが判明!
パタゴニアはテロ支援の事実を暴露されて謝罪するどころか
「捕鯨は残酷的かつ暴力的であり、不必要なものです」と
公式見解の中で言い切っています。
日本文化の破壊を目論む反日テロ支援企業に対する
不買運動と抗議メールにご協力下さい!
102 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 21:06:35 ID:9KTf8YOT
ようはあれだ、
日本人がラップの本質やブルースの真髄を理解できるかって話だろ
別説?異説?に、芭蕉は幕府の隠密で其れで奥の細道を各藩の
内情視察だったんじゃないかと。
104 :
七つの海の名無しさん:2008/02/15(金) 22:22:15 ID:ThiHuhfz
松尾芭蕉忍者説か
日本人だって現代語に意訳して読んでる場合が多いし、感覚的な物なら海外の人にも伝わるだろう
俳句は欧米じゃ詩の地位が高いから受けてるのかもね
芭蕉ばかりエコ贔屓されてて納得がいかん。どこにでもある俳句ではないか。
ピカソ素晴らしい詐欺と同質のきな臭さを感じる。
106 :
七つの海の名無しさん:2008/02/16(土) 12:15:42 ID:MzEB/bJO
今改めて”奥の細道”って文字列を読んで思ったんだが、
女性器の膣の中を連想してしまった。
>>106 韓国に毒されはじめた
しばらくオナ禁しろ
三年くらい
108 :
七つの海の名無しさん:2008/02/16(土) 14:05:17 ID:u8tX1XME
109 :
七つの海の名無しさん:2008/02/16(土) 20:08:26 ID:1AXaYlYe
古池や 蛙飛び込む どうでもよい
>109
夏草や、兵どもが どうでもよい
だろ?w
>>2 遅レスですが…
蝉の声のレベルが違うんですよ。日本での蝉大発生=外国では毎年。
112 :
七つの海の名無しさん:2008/02/17(日) 19:52:12 ID:igNXsQRN
山形県を旅行すると、県内の観光業にとって芭蕉が最大の功労者であると
つくづく実感する。
113 :
七つの海の名無しさん:2008/02/17(日) 19:55:18 ID:3VRpvUmi
芭蕉の言う「蝉の声」って
ひぐらしのことじゃね?
中央線 オヤジ飛び込む 骨の音
115 :
七つの海の名無しさん:2008/02/17(日) 20:20:00 ID:Xr4XhFVz
117 :
七つの海の名無しさん:2008/02/17(日) 20:55:45 ID:ZWudPafT
欧米人一緒くたにするつもりはないが
アメリカのジャンクフード豚に日本の機微が理解出来るもんかね
118 :
七つの海の名無しさん:2008/02/17(日) 21:02:46 ID:loMcTMfc
どっかの外国人が日本人は自身を特別だと過剰に思いたがるってコラム書いてたけど
このスレ見ると確かに当たってるかもしれないと思うわ。
芭蕉はNINJA
>>117 日本でもジャンクフード食うような層は芭蕉なんてわかんねーよ。
>>118 他人との違いによる自分語りがほんと大好きだよなあ、と思う。
韓国人も違いに比重を置いた文化論が大好きだ。・・って言うと
ファビョる奴が絶対出てくるだろうな。本当のことなのに。
あと欧米人は異文化に触れるとすぐに自分たちの都合のいいように曲解して
無害なつまらない物にしちゃう、そんでもってやたらほめる。
だからそれに乗せられて自分たちは特殊って思うやつも多いだろう。
123 :
七つの海の名無しさん:2008/02/18(月) 18:58:32 ID:URvQuvow
>>118 でも日本一国で一つの文化圏とか白人の学者が言ってるからな
124 :
七つの海の名無しさん:2008/02/19(火) 00:01:39 ID:htofSZAX
いとをかし
125 :
七つの海の名無しさん:2008/02/19(火) 07:23:18 ID:5UgilvI9
>>109 その直感は深いね…
さしずめ人間は地球に放たれた「精子」ってわけだね。
…なんかスマイル計画みたいw
126 :
125:2008/02/19(火) 07:25:42 ID:5UgilvI9
外人でも分かるヤツは分かる。
日本人でも分からないヤツは分からない。
それだけさ・・・
128 :
七つの海の名無しさん:2008/02/19(火) 09:47:18 ID:0ScbeGtH
Up here, a sitillness
the sound of the cicadas
seeps into crages.
129 :
七つの海の名無しさん:2008/02/20(水) 08:28:38 ID:ptQmVHgC
>>127 まあ確かにそうだな。
でも英語で日本語のように細かい部分まで理解できているのかなあ
130 :
七つの海の名無しさん:2008/02/20(水) 10:42:34 ID:5F6tLmlh
桜の花見とか秋の紅葉狩りとかお月見とかあって、
つくづく日本に生まれて良かったなあと思うよね。
131 :
七つの海の名無しさん:2008/02/20(水) 10:45:54 ID:hCqTCQ/Y
132 :
131:2008/02/20(水) 10:48:09 ID:hCqTCQ/Y
むかしジュリー・ドレフェスが松尾芭蕉のコスプレで
奥の細道を行くという番組があったが、激しく萌えた
>>129 そりゃ言語も文化も違いがあるから完全な理解をすることはないだろうね。
露語の出来る日本人であっても、ロシア文化にどっぷりつかってなければ
ドストエフスキーを真に理解しているいか判断がつかないように。
(文化につかるというのは、その地で生まれ、その地の因習に従い、その地の
冠婚葬祭やあらゆる文化につかるという意味で。つまりロシアで生まれ育ち、
ロシア人の祖父母両親配偶者友人をもち、ロシア人として死ぬということ。)
でも、だからといって日本人がドスを理解できないかって言ったら、そんな
ことはないし、ただの読者が芸術や詩を感じるのに、そういった研究者レベルの
視点なんて必要ない気がする・・んだが・・ 甘いかしら。
うちの父親も50歳になったら「奥の細道」を一人旅してたな
還暦だと体力きついかも知れんしなー
その論理だと、ホロコースト文学や原爆文学を本当に理解するためには、強制収容所に入ってから核爆発を浴びなきゃならないかということになる。
死んじゃうよなw
厳密な意味の、学者レベルの完全な理解は、本人にならなきゃ出来ない。
でも、翻訳文学だとしても、エッセンスを感じ取ることは可能。
細かい日本語の雰囲気が味わえないのは不憫だけど、それは日本人が
外国文学読むときだってそうだし、外国語できない人が外国文学を
楽しむにあたっては、そんなに重要ではない。
139 :
七つの海の名無しさん:2008/02/20(水) 20:22:27 ID:NHyt4NNk
ゆとりって俳句理解できるの?
140 :
七つの海の名無しさん:2008/02/20(水) 22:45:06 ID:DIIjLgew
ドスwwwwwお友達っスかwwww
141 :
七つの海の名無しさん:2008/02/21(木) 01:03:48 ID:xnVKLMH4
俳句の三原則
・侘び
・寂び
・萌え
142 :
七つの海の名無しさん:2008/02/21(木) 05:45:04 ID:aVDcKCbs
>>96 おととしのGWに中尊寺に行く途中、時間があったので義経堂に寄ったんだ。
そしたら、義経の法要やっててびっくりした。
坊さんが8人、4人・4人椅子に向かい合うように座って、ちゃんとした法要だった。
お経唱えながらお堂の周りを丸い紙(7〜8センチ)を撒きながら回り、
隣の慰霊塔も同様に回ってお経唱え。
30分ほど続いたろうか、終わって8人の坊さんは退席。
すると若い坊さんが香台を準備し、「それではみなさま、お焼香をどうぞ」
我々は法要があるとも知らずに行き当たってしまったもので、
大変恐縮だったのだがお焼香させていただいた。
そこから数十メートル離れた所に「夏草や」の句碑と芭蕉の像があるんだけど、
そこでこの句を声に出して詠んでみて本当に不思議な気持ちになったよ。
だって、芭蕉がこの句を詠んだのは、義経が死んで500年後の事なんだよ。
その地で最期を迎えた800年も前に死んだ悲劇の武将の事を、
500年後にそこに立った男がその無常さを句にして、
その300年後に我々がお焼香して句を詠むんだ。
侘び寂びなんて通り越して、800年という時の流れに頭がクラクラしたよ。
小高い丘になっていて、下には北上川が見えて景色もよかった。
お堂はそんなに大きくないので、「あ、こんなもの?」と思うかもしれないけど、
もしGWに平泉方面に行かれる方は、法要に立ち会うといいよ。
800年後も法要してるなんて、すごいよね。
高館義経堂
http://www.motsuji.or.jp/gikeido/ 長文失礼しました。
中尊寺のミイラって拝観できるの?