混迷が続くパキスタン情勢の行方を占う国民議会(下院、定数342)と
州議会の同時選挙が18日に迫り、選挙戦は追い込みに入った。
選挙結果は軍を昨年離脱したムシャラフ大統領の政権安定や、
イスラム過激派との対テロ戦争に影響を与えるとみられ、同国は再び重要局面を迎える。
選挙戦では昨年12月に暗殺されたブット元首相の最大野党、パキスタン人民党(PPP)が優勢。
夫のザルダリ共同総裁は服喪明けを待って9日、本格的な遊説を開始し、厳戒態勢の中、
地盤のシンド州タッタで10万人を超す支持者を前に、現体制の打破を訴えた。
PPPは同情票も手伝い、最大票田のパンジャブ州でも善戦が
見込まれており、国民議会で100議席前後を確保する勢いだ。
ソース(時事ドットコム):
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008021000087