【トルコ】「表現の自由」を阻害する刑法301条の改正案、提出へ [1/8]

★「表現の自由」を阻害する刑法301条の改正案、議会へ提出へ

法務大臣メフメト・アリ・シャーヒンは、表現の自由の観点から非難されている刑法301条の改正に
関する提案が、今週中にトルコ国民議会に提出されうる、と発言した。

法務大臣メフメト・アリ・シャーヒンは、表現の自由を阻害する、という理由で頻繁に非難されている
刑法301条に関係し、彼が閣僚会議へ提出する予定の提案の準備がでいている、と述べた。
シャーヒンは、昨日行われた記者会見で、提案書、または改正案が今週中にトルコ国民議会に
提出されるだろう、と話した。

■改正点
シャーヒンは、改正の内容に関する情報は話さないとしたが、提案では301条のうちの５項目の改正を
計画していることを明らかにした。改正点は以下のようだ。
１）301条第1項の刑罰の上限を3年から2年に縮めること。刑法51条によると、2年もしくは、より短い
　 期間の留置刑は、罰金に替えて執行猶予にできるために、これにより、301条による禁固刑は減る。
２）条文第２項の「トルコ共和国政府や、裁判所や、軍や、治安部隊を公然と侮辱する者は…」という
　 形での、「公然と」という言葉の前に、「故意に」という言葉を置く。こうすると、全ての発言に対して
　 訴訟を起こすのが難しくなる。
３）301条に基づく訴訟を起こすには、法務大臣の許可が必要になる。こうすると、共和国検察官は、
　 大臣の許可なしに訴訟が起こせなくなる。
４）301条の初項の「トルコ性」という言葉を、「トルコ民族」に変える。
５）「外国でトルコ国民によって引き起こされた犯罪に対する刑罰は、3分の1分、増刑される。」という
　 ことに関係する第3項は、301条文から完全に削除される。

■トプタン議長：301条が問題を引き起こした。
トルコ国民議会議長キョクセル・トプタンは、昨日、CNN Turk のアンカラ支局長ヤブズ・オウハンの
刑法301条に関係する質問に答えた。「301条が施行されてまだそれほど時間がたっていません。
短期間に改正を協議しなくてはならない状況です。なぜ、これほど有害な条文が
だされたのでしょうか。」という質問に対し、トプタンは次のように答えた。「元来301条は有害な
条文ではない。ところがトルコは、301条の施行が始まるや否や、その運用にともなう、いくつかの
問題に直面しました。EUをはじめ、トルコに対する非難が起こり始めました。もともと条文を注意深く
読むと、ヨーロッパの全ての刑法にある条文との違いがあまりないことがわかる。間違った1〜2の
法の適応が、私たちに深刻な問題をひきおこしたのです。」

■「法の適応に間違いがあった。」
イタリアやドイツでは、トルコよりも多く適応されている、と説明したトプタンは、これにもかかわらず
トルコばかりが責められている、と述べた。オウハンの「オルハン・パムクやフラント・ディンクの
訴訟が根拠になっている。」という言葉に対して、トプタンは、「まさに、それらの案件で、適応に
間違いがあったのです。トルコは、301条があるのだから、それに関連して何かをしなくてはいけないと
感じはじめたのだ」と応えた。

首相エルドアンの主宰で昨日行われた閣僚会議において、刑法301条の改正が議論された。
会議では、301条に基づく取調べの許可が法務大臣に帰せられることが明らかにされた。しかし、
これに対しては、元法務大臣のチチェキが反対し、301条に基づく取調べの許可は、法務大臣の
代わりに、ある機関によって出されるべきだ、という考えを示した。エルドアンは、この問題を公正
発展党の担当機関で協議させてほしいとして決定をもちこした。

http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20080109_215546.html
2008年01月08日付　Milliyet紙(トルコ語)
http://www.milliyet.com.tr/2008/01/08/siyaset/asiy.html

トルキッシュ
トルコリアン
トルカー

> ■改正点
> シャーヒンは、改正の内容に関する情報は話さないとしたが、提案では301条のうちの５項目の改正を
> 計画していることを明らかにした。改正点は以下のようだ。
> １）301条第1項の刑罰の上限を3年から2年に縮めること。刑法51条によると、2年もしくは、より短い
> 　 期間の留置刑は、罰金に替えて執行猶予にできるために、これにより、301条による禁固刑は減る。
> ２）条文第２項の「トルコ共和国政府や、裁判所や、軍や、治安部隊を公然と侮辱する者は…」という
> 　 形での、「公然と」という言葉の前に、「故意に」という言葉を置く。こうすると、全ての発言に対して
> 　 訴訟を起こすのが難しくなる。
> ３）301条に基づく訴訟を起こすには、法務大臣の許可が必要になる。こうすると、共和国検察官は、
> 　 大臣の許可なしに訴訟が起こせなくなる。
> ４）301条の初項の「トルコ性」という言葉を、「トルコ民族」に変える。
> ５）「外国でトルコ国民によって引き起こされた犯罪に対する刑罰は、3分の1分、増刑される。」という
> 　 ことに関係する第3項は、301条文から完全に削除される。

これ改正後も、どう考えても表現の自由を疎外していると思うのだが。

トルコ関連のｽﾚ立ちすぎ

外大のやつらが自分たちで立ててるんじゃ？

この記事駄記事だな
301条がどんな条文かちっとも分からん