【パキスタン】一気に選挙ムード高まる、「弔い合戦」の様相へ〜毎日(1/4)

◆パキスタン：一気に選挙ムード「弔い合戦」の様相へ（毎日.jp）
http://mainichi.jp/select/world/news/20080105k0000m030053000c.html

　【イスラマバード栗田慎一】先月２７日に暗殺されたベナジル・ブット元首相が率いていた「パキスタ
ン人民党」は４日、来月１８日の総選挙に向けたスローガンを「ベナジルを首相に」から「ベナジルは心
の中で生きている」に変え、周知を開始した。選挙戦は「弔い合戦」として熱を帯び、一気に選挙ムード
が高まり始めた。

　新たなスローガンを決めた人民党は４日、暗殺現場となったパキスタン北部ラワルピンディの路上で、
高さ約３メートルのブット氏の特大写真パネルを掲げた。周囲には人民党の候補者のポスターも並べられ、
「弔いムード」を盛り上げていた。支持者らは口々に「選挙の勝利こそが最大の弔いだ」と気勢を上げた。

　また、ブット氏と、父親で初代首相のアリ・ブット氏（７９年に処刑）の間に候補者の写真がはさまる
図柄の看板やポスターがあちこちに掲げられ始めた。さらに人民党はブット父娘がブット氏の息子のビラ
ワル新総裁と夫のザルダリ共同総裁らを見守る新たな図柄のポスターの作成も開始した。

　一方、暗殺事件後の暴動で破り捨てられた与党「イスラム教徒連盟クアイディアザム派」の街頭ポスタ
ーや看板も、４日までに大半が修復され、元の場所に再設置された。

　一度は総選挙をボイコットしたこともある野党「イスラム教徒連盟ナワズ・シャリフ派」も総選挙延期
を受け入れ、準備を始めた。他党と比べ準備が大幅に遅れているが、幹部らは「来月１８日ならば遅れを
取り戻せる」と議席増に向け強気だ。

　六つのイスラム原理主義政党で作る野党第２党の「統一行動評議会」は、暗殺事件前から棄権を決めて
いる２政党を除く４政党が参加を改めて確認。アフガニスタン国境に近い北西辺境州とバルチスタン州で
選挙運動を続けている。

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http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1187687508/929

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