【フランス】新禁煙令にアートで抗議、カフェ経営者が喫煙テーマの美術展開催
フランスで1日から新たな喫煙禁止令が施行され、バーやレストランなどの
飲食店内も禁煙の対象となったことに対し、あるカフェ経営者が2日、
店内で喫煙をテーマとした美術展を開き抗議活動を展開している。
この抗議活動を行っているのは、リヨン(Lyon)のカフェ「203」を経営する
Christophe Cedatさん。正午から午後2時までが喫煙タイムとなっている
Cedatさんのカフェ店内は、喫煙に関する写真やポスターで飾られている。
こうすることで今回の禁煙法をめぐる議論を、中立的領域である「アート界」に
持ち込めると考えているのだ。
カフェの入り口には、「ここからは文化的・社会的な実験区域。受動喫煙に
さらされる危険あり」との注意書きが張られている。
アーティスティックな小型灰皿を販売して、その収入を禁煙令の違反者に
科される罰金にあてるつもりだという。
フランスでは1日、バーやレストランを対象とする禁煙スペースの拡大が実施された。
昨年2月からすでに、職場や公共施設での喫煙が禁止されている。
当局は1日の違反者は大目に見る方針で、喫煙禁止令の実施は2日から本格化する。
公共の場で喫煙すると最高450ユーロ(約7万3000円)の罰金が科せられ、
施設の責任者にも最高750ユーロ(約12万円)の罰金が科せられる。
ソース AFP BB News 2008年01月03日 13:32
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2331942/2493966