【ムンバイ(インド西部)=山田剛】アフガニスタンのカルザイ大統領は26日、
隣国パキスタンを公式訪問しイスラマバードでムシャラフ大統領らと会談した。
両首脳は、国際テロ組織アルカイダやイスラム原理主義組織タリバンなどの
活動を封じ込めるため、両国の情報機関による協力や国境警備を強化することで合意した。
会談後記者会見したムシャラフ大統領は、「両国の国民はテロや過激派に
苦しめられている」と述べ、「テロと戦う能力を強化するには、情報機関同士の
協力が必要」と指摘。カルザイ大統領も「パキスタンとアフガニスタンは双子国家
で運命共同体でもある」と述べ、テロ対策などで協力する意義を強調した。
またムシャラフ大統領は「両国と中央アジア各国は地政学的に近く共通点も多い」
と述べ、通信網や交通インフラなどを整備し、経済協力や貿易を発展させるべきだ、
との考えを示した。(13:59)
ソース:NIKKEI NET
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20071227AT2M2602E27122007.html