タイ軍事政権下の任命制暫定国会である立法議会は20日、人権侵害が懸念される「タイ王国
国内安全保障法」など32法案を承認した。21日の任期切れを前に駆け込み処理した形で、
非政府組織(NGO)などが強く反発している。
国内安全保障法は国内安全保障司令部(ISOC)の構成・権限を定めたもの。原案は陸軍
司令官がISOC司令官を兼任し非常大権を持つという内容だったが、内外の反発を受け、
政府案の段階で、ISOC司令官は首相、副司令官は陸軍司令官という形に落ち着いた。ただ、
実質的には軍がISOCを通じ「緊急時」の全権を握る形となる。
20日に立法議を通過した他の新法、改正法案は、「安全ではない製品による被害に対する
責任法」「国家規格法」「国家エネルギー政策委員会法」「空運法」「国籍法」「タイ中央銀行法」
「労働管理法」「外国人労働法」など。
バンコクの国会議事堂前には、NGOメンバーや国営企業社員ら数百人が詰めかけ、立法議に
法案審議の中止を要求したが、警官隊に侵入を阻まれた。
ソース(newsclip.be)
http://www.newsclip.be/news/20071221_016922.html 関連スレ
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http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1197943706/