【ロシア】トルストイの「闇の力」、25年ぶりモスクワで上演 「現代の苦悩、120年前と変わらない」[12/17]

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1シャイニング記者。φ ★:2007/12/18(火) 00:02:55 ID:???

トルストイの「闇の力」、25年ぶりモスクワで上演
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【モスクワ=内藤泰朗】
ロシアの文豪トルストイが子殺しなど道徳崩壊の問題を題材に書き下ろした
戯曲「闇の力」が12日、モスクワの国立マールイ劇場で25年ぶりに上演された。
「闇の力」に打ち勝つ光明を示した同作品を、同じ問題で苦悩する現代に蘇らせるのが狙い。
日露双方の有志はトルストイ生誕180年に当たる来年、
同じ病にさいなまれる日本で公演を実現させたいと奔走している。

評論家や劇場関係者だけを集めて12日に行われた本番さながらの「リハーサル公演」は超満員。
舞台の幕が下りると、涙をぬぐう観客たちの姿が目立った。

劇は、ロシアのある村で、女遊びが大好きな若者ニキータが
お金という「闇の力」に引き寄せられながら道を外し、
最後には自分の赤ん坊殺害にまで手を染める物語。
空虚な心に苦しむニキータは最後、父親アキムの前である決断を下す。
アキムが息子に言葉をかける。この場面が観客たちの心を揺さぶったのだ。

「劇場は、心が疲れ病んだ人たちが癒しを求めてやってくる場所。
赤ん坊がゴミ箱に捨てられ、お金のためには何でもやるという現代は、
トルストイが『闇の力』を発表した約120年前と何も変わっていない。
この作品を“闇”が力を増すいま、復活させる責任があると感じていた」

劇を演出し自らアキム老人役を演ずる
マールイ劇場のユーリー・ソローミン芸術監督(72)は12日、こう語った。

観劇した関係者らの意見を聞きながら来年1月5日の初演に向けて最終調整を行い、
新しい演出で再スタートを切るという。

劇場には、モスクワ在住のトルストイの子孫たちのほか、
今年、「トルストイ家の箱舟」(群像社)などを著した
シンガポール在住のトルストイ研究家、ふみ子・デイヴィスさんや、
ソ連時代から日露の演劇交流を行う阿部事務所(埼玉県志木市)の阿部義弘代表、
日本のメディアなども招待されていた。

同劇場の「闇の力」日本招聘(しようへい)に向けて募金活動を始めたデイヴィスさんは、
「親が子を、子が親を殺すという家族やモラルの崩壊は
ロシアだけでなく日本や世界でも問題となっている」と言う。
日露の各界に働きかける阿部氏は
「伝統を重んじるロシア演劇の素晴らしさと、トルストイの思いを日本に持っていきたい」と話した。
(12/17 19:03)

★ ソースは、産経新聞 [日本] とか。
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/071217/erp0712171904004-n1.htm
2七つの海の名無しさん:2007/12/18(火) 00:10:05 ID:+LYMeb1m
日本じゃ日常茶飯事よ
3七つの海の名無しさん:2007/12/18(火) 00:21:36 ID:6uKtcS9E
絶望作家
4´◇`)<はぅぅ。 ◆YAUCHInowA :2007/12/18(火) 00:40:33 ID:ebxpApsr
都会では自殺する若者が増えているのれす。
5七つの海の名無しさん
だけど、今日の雨、かさがないのれす