イラク 首都の主要道路を再開
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イラクのバグダッドで、イラク戦争以降封鎖されていた主な道路の通行が一部で再開され、
イラク政府は治安の回復を印象づけようとしています。
しかし、爆弾テロや戦闘は各地で続いており、治安情勢についてはまだ慎重な見方が大勢です。
4年前のイラク戦争以降、首都バグダッドでは爆弾テロを防ぐため、
主な道路24か所がアメリカ軍やイラク軍によって封鎖されてきました。
しかし、このところアメリカ軍の軍事作戦によってバグダッド周辺で武装勢力の活動が弱まり、
テロが大幅に減っているため、イラク政府は10か所の封鎖を順次解除することを決めました。
このうち、バグダッド中心部の幹線道路、アブーナワス通りでは、
18日に通行がほぼ4年ぶりに再開されました。
検問所では、イラク軍の兵士が武装勢力によるテロを警戒して、
車両を1台ずつ入念に調べたあと通しています。この通りはティグリス川に面し、
通り沿いの広い河川敷ではイラク戦争前までレストランが軒を連ねてにぎわっていました。
イラク政府とアメリカ軍は、通行再開に合わせて公園の整備を続けています。
久しぶりに車で通行した男性は「ここはバグダッドでも伝統がある通りで、
治安が改善した今、通行再開は正しい措置だ」と歓迎していました。
イラク政府はこうした一連の措置を取ることで、
バグダッドの治安回復を印象づけようとしています。
しかし、散発的な爆弾テロやアメリカ軍と武装勢力の戦闘は各地で続いています。
治安情勢の流れがはっきり変わったのかどうかについては、まだ慎重な見方が大勢です。
(11/18 20:00)
★ ソースは、NHK [日本] とか。
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/18/k20071118000088.html http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/18/d20071118000088.html ★ 画像。
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