★パキスタンの核管理は大丈夫か
パキスタンの政情不安が続くなか、同国が保有する核兵器の管理に対する懸念が、米議会や
専門家から出ている。パキスタンからはこれまでも核情報が北朝鮮など海外に流出したことが
あるためだ。米政府は現時点ではパキスタン軍の核管理に問題はないとみているが、米紙
ワシントン・ポストは、米政府内で核兵器がテロリストなどの手に渡るのを防ぐための非常事態
対応計画がひそかに策定されていると報じた。
米軍統合参謀本部のハム作戦部長(陸軍中将)は7日の記者会見で、パキスタンの核兵器
管理の問題について「最大の関心事だ。注視している」と語った。
パキスタンは1998年に核実験を行い、核保有国に仲間入りした。50発程度保有していると
みられている。米陸軍当局者がロイター通信に「軍の立場からすると、(パキスタン軍の核管理への
信頼度は)依然高い」と指摘したように、核兵器はパキスタン軍の厳重な管理下に置かれ、分散して
保管されており、核弾頭もミサイルには搭載されていないという。
アーミテージ元国務副長官は11日のCNNテレビの番組で「短中期的に状況が悪化したとしても、
核兵器を第一に懸念することはない」と述べた。
ただ、バイデン上院外交委員長(民主党)は同じ番組で「直ちにではないものの、非常に懸念すべき
ことだ」と語った。核問題に詳しい米シンクタンク、科学・国際安全保障研究所(ISIS)のデービッド・
オルブライト所長も、軍の統制が緩んだ場合、軍内部から核技術などを売却する動きが出る
可能性を指摘した。
パキスタンのムシャラフ大統領は、「核開発の父」と言われたカーン博士が北朝鮮やイランの
核開発に協力したことを認めている。大統領は政府や軍の関与は否定しているが、核専門家の
間では「軍が知らなかったのは考えづらい」と疑問視する向きが強い。
また、2001年当時の米政府当局者が11日付のワシントン・ポスト紙に語ったところによると、
同年8月、パキスタンの原子物理学者がアフガニスタンを訪れ、国際テロ組織アルカーイダと
接触した。
米政府は核兵器がテロリストに流出する事態を最も恐れている。非常事態対応計画の内容は
明らかにされていないが、米政府元当局者らは同紙に、核兵器がテロリストの手に渡るという
差し迫った危機の場合、核兵器を別の場所に移す計画だと説明した。
2007.11.13 19:20
http://sankei.jp.msn.com/world/america/071113/amr0711131921009-n1.htm 【パキスタン】ブット元首相、再び軟禁 7日間の拘束通告[07/11/13]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1194928257/ 【パキスタン】ムシャラフ大統領が記者会見 1月の総選挙実施を表明 [11/11]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1194825957/ 【パキスタン】政権に対し下品かつ侮辱的な記事を書いた - 英ジャーナリスト3人に国外退去命令[071111]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1194773311/ >>1 最悪だな、ガキ撃ちやがった。核保有国で全面内戦が始まるぞ。。。
パキスタンで野党支持者と警官隊衝突、少年2人死亡
【イスラマバード=山田剛】
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20071115AT2M1502J15112007.html パキスタン最大の都市である南部カラチで15日、野党指導者ブット元首相の軟禁に
抗議するデモを実施した支持者と警官隊が衝突した。衝突の際に発砲があり、
11歳と12歳の少年2人が死亡した。発砲がだれによるものなのか事件の詳細は不明。
カラチ市警察本部は地元通信社に対し「デモ隊の一部が無差別に発砲を始めた」と
しているが、ブット氏が総裁を務めるパキスタン人民党(PPP)は15日、銃器の使用
を否定するとともに、「警察側がデモ隊を狙って発砲した」とする抗議声明を発表した。