【スリランカ】もう聖歌は聞こえない LTTEとの戦いの中で [11/13]

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1 ◆Robo.gBH9M @ロボ-7c7cφ ★
【外信コラム】マーライオンの目 もう聖歌は聞こえない

スリランカ北部のキリノッチは、反政府ゲリラ「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)の拠点である。
2005年1月、インド洋大津波の被災地を取材するため訪れた。政府・ゲリラ双方の検問所を
いくつも通り抜けてたどり着いたその地は、道沿いに地雷原が残る、静かな街だった。商店も、
学校も、病院もあった。宿泊先の教会には、内戦などで親を失った子供たち約50人が
暮らしていた。毎朝、彼らの歌声で目覚めたものだ。

そのときインタビューに応じたのが、LTTEナンバー2のタミルセルバン氏である。内戦で
負傷したという同氏は、つえを突きながら会見場に現れた。意外にも、物腰が柔らかく笑みを
絶やさない。そして若い。当時38歳である。とはいっても、元郵便配達人という通訳の老人を
介して繰り出される言葉は、激越な政府批判ばかりだった。

政府の支配地域に戻った後、スリランカ人ジャーナリストにその話をしたら、露骨に嫌な顔を
された。「どうしてあんなテロリストと会ったりしたんだ!」。同国では1980年代から続く内戦で
7万人以上が犠牲になったといわれている。

先日、そのタミルセルバン氏が死亡した。午前6時ごろ、キリノッチで政府軍機の空爆を
受けたらしい。最近はキリノッチも爆撃対象になっている。教会にいた子供たちは、爆音が
とどろく中で不安な朝を迎えていることだろう。

(藤本欣也)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/100831/
【スリランカ】反政府組織LTTE、空軍基地を空陸同時攻撃、7人死亡か [10/22]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1193058606/
【スリランカ】LTTEとの戦闘で63人死亡 北部ジャフナ半島 [11/8]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1194484609/
2七つの海の名無しさん:2007/11/13(火) 12:39:41 ID:HSoa4TOY
正論
3名無しさん@恐縮です:2007/11/13(火) 12:39:57 ID:A2bcKzPw
この記者は無意識のうちに相当取り込まれている感じだなw
女・子供の被害をPRするのはマスコミを通じた情報戦の常套手段だもんな。
4七つの海の名無しさん:2007/11/13(火) 12:55:50 ID:lCmSCScr
しかしシンハラ人が、まともな人間たちな訳じゃないよ。
経験な南伝仏教徒らは、厳しい修行生活を送る僧侶に吹き込まれた憎悪の念に燃え上がっている。
千数百年前から先住しているタミル人らは、侵略してきたアーリア系仏教徒による民族浄化の危機にさらされている。
5七つの海の名無しさん:2007/11/13(火) 12:57:21 ID:VhQPxSOh
独立させてやればいいじゃん。

独立賛成派を一箇所に集めて独立させればいい。

インドネシアの東ティモールは独立してよかたっね。 一人当たりのGDPは見事世界最下位(北朝鮮の4分の1)だそうだけど。
6七つの海の名無しさん:2007/11/13(火) 13:56:26 ID:Ddqoh3nF
独立させたら、インド南部数ヶ所に事実上の解放区を維持しLTTEやネパールマオイストと緊密な連携・協力関係にあるナクラサイトがインド南部で有力になりすぎる。
解放区内ボーキサイト鉱山からの某国への輸出で潤うナクラサイトのこれ以上の勢力伸張は
欧米とインド政府およびインド南部の諸州政府にとり、はなはだ不都合だよ
7七つの海の名無しさん:2007/11/13(火) 15:52:57 ID:ZGrNoIwU

  貧困と絶望が嫌なら、独立などするものではない
8七つの海の名無しさん:2007/11/13(火) 17:46:11 ID:v++hx+Ip
なぁ、ナクラサイトって何? ググってもほとんどヒットしないんだが。
出来れば現地語か英語で表記してほしい。
9七つの海の名無しさん:2007/11/13(火) 19:53:46 ID:j5H4OAHA
横だけど

外務省海外安全ホームページーインドーテロ概要
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4_T.asp?id=001

(3)ナクサライト
ナクサライトとは、極左思想に基づき、少数部族の自治確立、部族民及び低カースト層の利益擁護を掲げて武力闘争を行う過激派グループの総称です。
2004年9月には、このうち2大グループ(人民戦争派(PWG)と毛沢東派(MCC))が合併し、マオイスト派を結成しました。

インド中部のアンドラ・プラデシュ州、オリッサ州、ジャールカンド州、ビハール州等においては、
ナクサライトの大規模集団による警察署、電話交換局、鉄道駅等の襲撃が頻発しています。
2005年には、アンドラ・プラデシュ州マーブブナガール郡における州議会議員等殺害事件(8月15日、8名死亡)、
チャティスガル州ダンテワラ郡における治安部隊車両襲撃事件(9月3日、24名死亡、3名重傷)、
ジャールカンド州ギリディー郡における反マオイスト派住民虐殺事件(9月11日、15名死亡、6名負傷)、
ビハール州ジェハナバード郡の刑務所襲撃事件(11月13日、収容されていた地主層の用心棒集団の構成員等13名死亡)等が発生しています。
一方、アンドラ・プラデシュ州政府は、人民戦争派(PWG)との一時停戦を宣言し、和平協議を行いましたが、
協議プロセスは2005年1月に破綻し、同州政府は8月にナクサライト関連団体を再び非合法化しました。

2003年には、国際情勢の変化に便乗し、米英によるイラク攻撃に抗議するとして、
人民戦争派(PWG)が、米系飲料会社工場を2回にわたり襲撃し、設備施設等を破壊しています。(死傷者はなし。)
10七つの海の名無しさん:2007/11/13(火) 20:28:33 ID:v++hx+Ip
ありがとう。でもなんでそんな詳細なページがググってもヒットしないんだ?
11七つの海の名無しさん:2007/11/13(火) 20:29:31 ID:lCmSCScr
ナクサライトは1970年代初頭に北インド・ビハール州に出現、貧困で低カーストにある農民を私設軍隊で抑えつける大地主らを襲撃した。
国際社会の中で中国だけは支持を表明、周恩来はナクサライトを「インドの春雷」と讃え、政府打倒を期待した
(中国政府は、成田空港反対闘争にも公然たる支持を与え、中国は日本のゲリラにとって精神的支柱だった。
当時彼らは、彼らに送られた周恩来書簡を朗読し、感涙に咽んでから、機動隊に突撃していった、そうだ)。
その後、四分五裂を重ね、山賊化していたが、2000年代に入って突然に大同団結し始め、特に2004年のマオイスト派結成は影響が大きかった。
ネパール・マオイストとの共闘関係は有名であり、スリランカ・LTTEとの関係も噂される。
資金源は大地主層からの革命税徴収、解放区からの徴税とボーキサイト等鉱物資源輸出(ヤミであり、輸入国は秘密になっている)とされている。
12七つの海の名無しさん:2007/11/13(火) 20:47:44 ID:hjJQpbvP
普通に中国の内政干渉ですなぁ
13七つの海の名無しさん:2007/11/13(火) 21:31:05 ID:ocGS36ip
>>11
>>12
でも全世界のマオイストの中で親中・反印を掲げてるのはナクサライト
しかない事実。共闘してるはずのLTTEやネパールマオイストすら
むしろ親印派と言うのに・・・。
14七つの海の名無しさん:2007/11/13(火) 21:40:40 ID:lCmSCScr
それなんだよ、そこがインド世界の複雑怪奇、というか「食えない」ところ。
ビジネスの場合、日本人の純粋真っ直ぐ感覚で対処すると、あっというまに身ぐるみ持ってかれる。
政治状況は、いっそう複雑な状況だ。
LTTEの状況について、その経済的側面についてだけ説明しようにも、論文一本が必要。
しかも個人的には英語論文しか読んだ事が無いし、日本語のHPなどでまともな解説を見た事も無い。
言える事は、国家は主要なアクターではない、こと。
親米、親中などなど、この地域の政治を語るためには、まるで無意味な言葉になる。
むしろ、インド世界の企業の行動原理を語るときに必ず使われる
『機会主義』という言葉をキーワードに、すべてのアクターの行動を読むといい。
まさに機会主義、その時々に一番有利な行動をとり、長期的視点というものは、どこにもない。
タタ財閥など、インドの企業グループの行動原理として広く知られているが
経済のみならず、インド世界の基本原理だよ、機会主義は。

15七つの海の名無しさん:2007/11/14(水) 06:36:07 ID:/7ZXuTyc
セイロン島には鉱産資源や地理的要衝であるなど
大国が食指を動かしうる何かがあるの?
なければ紛争は泥沼化したまま続いていくね
16七つの海の名無しさん:2007/11/14(水) 17:43:50 ID:/7ZXuTyc
>>13
国家とかウヨサヨとかいったことでは国際政治はわからんよ。
もう少し勉強してから、国+に遊びにおいで。
17七つの海の名無しさん:2007/11/17(土) 00:04:50 ID:E1bBvSxG
コロンボの軍事施設に入れたのはラッキーだったな。
18七つの海の名無しさん
>>17
そらラッキーやわ。どうでした?