★ブレア元首相、ブラウン現首相との確執認める
トニー・ブレア元英首相は11日、首相在任時に財務相だったゴードン・ブラウン英首相との
関係について長年の沈黙を破り、確執があったことを認めた。一方で、ブラウン氏が自身の
後継者を狙っていたことは気にならなかったと述べた。
ブレア首相は英BBCで放送予定のドキュメンタリー番組の中で、首相在任時にブラウン氏との
間に「無視できない問題」が存在したことを認め、「確かに、わたしとゴードン(ブラウン氏)との
関係は、通常の首相と財務相の関係とは違った。時に緊張する場面があったのは事実だ」と話した。
また、2005年の総選挙後に、予算権限などをめぐってブラウン財務相(当時)の権力基盤を
弱体化させる計画があったが、「成功しなかった」とも述べた。
一方、両者の間には「全体的に見て」確執があったが、首相と財務相として「国益のため協力して
職務に取り組むこと」は何とかできたと主張。ブラウン氏が次期首相を狙っていたことについても
「卑劣な野望などではないとこれまでも言ってきた。気にしたことはなかった」と語った。
ブレア、ブラウン両氏は、どちらも1983年に初当選し、ともに英労働党の改革に情熱を燃やす
友人となった。しかし1997年の総選挙で労働党が圧勝しブレア氏が首相となった後、ブラウン氏は
「2期目の途中でブラウン氏に政権を譲る」とのブレア氏の約束が守られなかったと考えるようになり、
2人の仲は悪化していったとされている。
(c)AFP/Prashant Rao 2007年11月12日 18:35
http://www.afpbb.com/article/politics/2310847/2342554 【英国】ブレア前首相、講演20分で5600万円 クリントン前米国大統領を大幅に上回る水準[11/10]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1194749956/