パキスタン閣僚宅に自爆攻撃 非常事態宣言後で初めて
---
パキスタン北西部ペシャワル――
ペシャワルの警察によると、同市にあるアミル・ムクアム政務相の自宅で9日、自爆攻撃が発生、
少なくとも4人が死亡した。政務相は無事だった。
複数の負傷者が出た。ムクアム氏は、死亡者は護衛官と述べた。
政府閣僚への自爆攻撃は、ムシャラフ大統領が3日、憲法停止などの非常事態を宣言後、初めて。
自爆犯の政治的背景は不明だが、
大統領に敵対するイスラム強硬派勢力が関与している可能性がある。
パキスタン治安当局は9日、
イスラマバード市内のブット元首相の自宅を包囲し、周辺の道路を封鎖し、
ブット氏を事実上の軟禁状態に置いた。
自宅前には有刺鉄線などのバリケードが敷かれ、元首相の外出を阻止した。
ブット氏が率いる野党、パキスタン人民党(PPP)議会派は9日、
イスラマバード近郊のラワルピンディで非常事態宣言などへの抗議集会を開く予定。
非常事態宣言下の集会は違法とされているが、
ブット氏は他党からも幅広い参加を呼び掛けていた。
ラワルピンディでは集会の参加者が集まったが、
警官が催涙弾を発射、警棒で排除するなどの混乱が起きた。
(11/09 20:59 JST)
★ ソースは、CNN [米国] とか。
http://cnn.co.jp/world/CNN200711090032.html