【フランス】「ハリー・ポッターは左派でサッチャー革命の失敗を示す」─ホグワーツ校は中流マグルへの抵抗とも[07/10/30]
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依頼NO.496@ホームページラーメンφ ★:
□フランスの哲学者「ハリー・ポッター作品はサッチャー批判」
【10月29日 AFP】「ハリー・ポッター(Harry Potter)は左派で、同シリーズはマーガレット・サッチャー
(Margaret Thatcher)政権時代の英国に対する痛烈な非難だ」−同シリーズ第7巻のフランス語版が発売された26日、
パリ大学で言語学を教えるフランス人哲学者ジャン=クロード・ミルネール(Jean-Claude Milner)氏が
仏左派系紙リベラシオン(Liberation)に語った。
「ハリー・ポッターは始めからとても政治的な内容で、現在の英国について描いている。読み進めていくと、
J・K・ローリング(J.K. Rowling)が他の英国の文化人のように、“サッチャー革命”というのは大失敗で、
文化は神秘学として生き残るしかないと信じていることが分かる」とMilner氏は語った。
ミルネール氏によれば、ハリーの魔法の世界、特にホグワーツ(Hogwarts)魔法学校というエリート校の設定は、
小説中でマグル(Muggle)と呼ばれる非魔法使いに象徴された中流階級の勝利に対する抵抗を示しているという。
「マグルだったハリーの叔母夫婦は、同じ形の家が建ち並ぶ地域の小さな家で、サッチャー時代の英雄のように暮らしている。
現代の英国は、サッチャーからブレア(Tony Blair)時代にかけて、マグルが権力を握った世界、つまり中流階級が
思うままに行動することができる世界だと言うことができるだろう」
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(Harry Potter and the Prisoner of Azkaban)』で、ハリーの
おばさんが風船のように飛ばされるシーンは、サッチャー元首相に対する風刺だという。
「ここに『チャップリンの独裁者(The Great Dictator)』との類似点を見ることができる。そしてこのおばは、
マージ(Marge)と呼ばれていることを忘れてはなりません。サッチャー前首相のことをほのめかしているのです」
ミルネール氏にとって、ホグワーツ魔法学校は、グローバル化から文明を守ろうとする少数派の隠れ家のように
見えるという。また、魔法の言葉にラテン語やギリシャ語が用いられていることは、コストパフォーマンスばかりを
重視する現代の英国に対する一種の解毒剤だとみる。
「ホグワーツ魔法学校には、確かに不平等が存在します。しかし同時に、文化が皆に開放されているので、
マグルの子どもであるハーマイオニー・グレンジャー(Hermione Granger)は、魔法使いの子どもであるドラコ・
マルフォイ(Draco Malfoy)をしのぐことができるのです。よって、エリート主義者と見えるものは、マグルの
誤った平等に相対する、真の平等なのです。この点において、ハリーはサッチャーとブレアの時代、そして
米国的な生き方に対抗する”戦争機械”なのです」
「J・K・ローリングは、(文化などを)保存したいという考えを動機としている自由主義者だ。本当の
魔法使いというのは、トニー・ブレアのスピンドクター(世論誘導係)ではなく、古いラテン語やギリシャ語を
知っている人々なんだと言っているのです」
邪悪な魔法使い、ヴォルデモート卿(Lord Voldemort)は、「スーパー・スピンドクター」だという。
彼は文化だけでは世界を救えないという証明になっているとミルネール氏はいう。ヴォルデモート卿は
「魂の高潔さ」に欠けているため、善良な魔法使いとは違っている。
「抑圧が物事に対する支配を意味している側に、マグルがいる。一方、知識がマグルの物質主義に対抗し、
人々を支配する力にも道を開いている側にはホグワーツがあるのです。ヴォルデモート卿が求める絶対的な力、
われわれが圧政と呼ぶこの権力はハリー・ポッターのテーマのひとつであり、チャールズ・ディケンズ
(Charles Dickens)やジョージ・オーウェル(George Orwell)の時代から続く英国文学のテーマのひとつなのです」
これまで英国の批評家の中には、小説の舞台を全寮制の学校や蒸気機関車という懐かしい時代に設定した
ローリングを保守派だと非難する者もいた。(c)AFP
出典:AFP BB News 2007年10月29日 17:34 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2304490/2293992 画像:2007年10月26日、パリの書店に並んだ『Harry Potter and the Deathly Hallows』のフランス語翻訳版。(c)AFP/Jean Ayissi
http://img.afpbb.com/jpegdata/thumb/20071029/2293992.jpg
哲学者とか学者とかって、こういう大衆向け作品に、必ずピントのずれた分析をするよな。
そりゃ傾向的に左派は夢想的、右派はリアリストになるもんだ
その逆が真かは知らないが
このような、ただ面白ければいいという作品に、無理矢理に高尚な意味づけをしたがる人間がいるが
(日本でもガンダムやエヴァ、宮崎作品で思想的なものを語りたがるのがいるね)
これを”スノッブ根性”と呼ぶ。
一見作品を評価しているように見えて、実は「俺はこの作品をこんなに深く考察しているんだぜ!すごいでしょ!」
と、自分を認めてもらいたいと言う、卑しい根性である。
>>4 その用語が正しいのかは知らんが、そういう類の連中はホントどこにでもいるわな。
最初からネタで言ってるんなら面白いんだが、たまにマジなのがいるから困る。
で何が言いたいかというと・・・オッスオラ極右&スーパーマリオは卑猥
6 :
七つの海の名無しさん:2007/10/30(火) 11:05:30 ID:QY6CUB6n
>>4 1の分析についてはその通りだが、言っちゃなんだがそういうのを明らかに
考えて作られた作品も多い。
それをひとことでスノッブって、バカ丸出し。
7 :
七つの海の名無しさん:2007/10/30(火) 11:19:33 ID:4eJAzqLe
考えて作るところが、スノッブなんだってw
8 :
七つの海の名無しさん:2007/10/30(火) 11:24:19 ID:tuMRLEoI
ハリポタよりゼロの使い魔のほうがおもしろいよ byゆとり
9 :
七つの海の名無しさん:2007/10/30(火) 11:39:17 ID:+EfViIU4
ハリーはゲイの校長にひいきされてるから嫌い。てかハリポタがどうしてこんなに売れたか理解できん
10 :
七つの海の名無しさん:2007/10/30(火) 11:45:37 ID:9tg8yOiU
>>1 フランス人はサッチャー時代のイギリスが特に嫌いなのは分かった。
サッチャーなんか未だに肯定してるのは日本の一部のポチ保守だけだってw
本国でも否定されてるし。
竹P作品もこんな風に評価される日が来るのかねぇ…
13 :
七つの海の名無しさん:2007/10/30(火) 13:19:54 ID:+EfViIU4
てか作者のローリングがフランス文学専攻だったのとラテン語やギリシア語といったインテリ(笑)が
好みそうなの使ってるからこんな勘違い記事書いたんだろうな
こんなこと言う奴ってどんな本読んでもつまんないんだろーな カワイソス
15 :
七つの海の名無しさん:2007/10/30(火) 14:04:48 ID:0dqHsj6L
フランス現代思想=ゴミ
欧米の右翼=白人至上主義、民族浄化
日本の右翼=人種差別反対、アジア保護
だったわけだが、アホな大学教授や知識人は欧米の真似をして
日本の右翼を叩いているが、欧米の学者や知識人は、欧米の右翼が
世界中を荒らしまくってきたことを知っているから右翼を叩いているわけで、
日本のように右翼が人種差別反対を訴えてきた国で右翼を叩いても無意味。
>日本の右翼=人種差別反対、アジア保護
は?
18 :
七つの海の名無しさん:2007/10/30(火) 18:38:30 ID:S0kAFrUE
指輪物語が反冷戦の書として売れたのを思い出した。
>>11 本国じゃ人気なくて未だに憎まれているな、左翼からも「伝統的な」保守からも。
いわゆる新自由主義の走りだし。英国の破壊者。
だから日本に来てはドサ回りの講演旅行で金稼ぎして帰る。
>>19 > 本国じゃ人気なくて未だに憎まれているな、左翼からも「伝統的な」保守からも。
何を適当なこと言っている。サッチャーは未だに英国内で人気高くて、保守党だろうが労働党だろうが、
新しい首相が誕生すると真っ先に会談しに行くのがサッチャーの所だ。
21 :
七つの海の名無しさん:2007/10/30(火) 19:24:17 ID:p0cBkW80
哲学者は例外なくクンニ好き
22 :
七つの海の名無しさん:2007/10/30(火) 19:45:17 ID:qHIzPNv3
イギリスの現状はよくわからんが、『文化が神秘学として生き残る』ってどういう事だろ?
時代の合理に合わなくても、伝統墨守が大事って意味かね?
>>22 中世に科学が「錬金術」として細々と生き延びた事と重ねているのだろう。
24 :
七つの海の名無しさん:2007/10/30(火) 20:48:19 ID:kdWaWOcE
サッチャーが居なかったらロシアの核恫喝外交に飲み込まれてたろな。
EU全体に影響を与えた存在であることは間違いない。
もうマジイギリス嫌いなんだな
それこそギリシャトルコ並に嫌ってるな
>>25 まあなぁ。
アジアの連中贔屓して反政府、反日活動して逮捕される右翼が出ているし、
中国国民党について日本軍相手に戦った右翼もいるし、石原莞爾みたいに軍退役後
韓国・満洲独立運動をやって、韓国人の独立派の地下組織と活動を
共にしていた右翼もいるわけだし。
このせいでなぜか未だに韓国軍の中の人に評価されてる石原莞爾。
ちなみに良く右翼として韓国人が捕まったりするのは、
嫌韓の連中の、「彼らは日本を陥れる為になりすましている」とかいう妄想と違い、
単純に「天皇に忠誠を誓えて、日本文化を愛していれば」、
人種や国籍を全く問題としないのが多くのかつての右翼団体の実態だったから、
貧しかったり、差別を受けたりしていて、当時まだそれを保護しようという団体が
ほとんど居なかった頃の朝鮮・韓国系の人の受け皿として機能したのが
右翼団体だったからってのがあるようだ。
28 :
七つの海の名無しさん:2007/10/31(水) 00:56:45 ID:0czbfu0g
>>1 あはは、あのオバサン先生似てたもんねw
でも娯楽にまでケチを付けるなんて、ナショナリズムが強すぎだw
29 :
七つの海の名無しさん:2007/10/31(水) 01:26:49 ID:LgOHwzjz
これ読む限り、JKRは保守にしか思えんのだが、グローバリズムとアメリカに対抗してるから左派っていう
解釈はおかしくねーか?
日本の左派と比較して考えてしまうから、解釈のねじれが生じてしまうのだろうかw
>>29 よくわからんのだけど、この元ソースに
>「ハリー・ポッター(Harry Potter)は左派で、同シリーズはマーガレット・サッチャー
>(Margaret Thatcher)政権時代の英国に対する痛烈な非難だ」
という部分はあるのかね?
確かに微妙に違和感を覚えるのは事実。
ただ、反キリスト的でゲイ容認というのは西欧では完全に左派反権威になりうるから
日本の感覚で保守と捉えるのは間違いだと思うよ。
日本なら神秘主義傾向は全てひっくるめて保守主義者のものと考えがちだし、
三島由起夫や旧軍の軍人、体育会系サークルの例を出さんでも、
同性愛傾向は反保守ばかりではなく、保守的な人間にも多くみられるものだが。
向こうはかなり昔からガチガチに禁止してきたしね。
まあこっちでも、戦後以降反同性愛思想の浸透が激しいが。
31 :
七つの海の名無しさん:2007/10/31(水) 03:48:10 ID:eitGZueX
日本の右翼はマザコン思想だろが。
日本の原理は母性ですから
>>30 > ただ、反キリスト的でゲイ容認というのは西欧では完全に左派反権威になりうるから
西欧も色々だよ。例えばフランスなんかでは保守派が完全な政教分離を要求する。
33 :
七つの海の名無しさん:2007/10/31(水) 06:33:52 ID:/+RIFqe+
ヴォルデモートとかの闇魔法使いはナチスをモデルにしてるって聞いたことある
嫌なもの、悪いもの、はナチをモデルにすると描きやすい。
ナチは分かりやすい絶対悪なので。
>>31 女系にはなぜか首狩りの風習が広く見られる
弥生人も例外ではないwwww
>>4 サブカルが上位に取り入っているのであれぱスノッブだが
ソフトパワーとかなんとか称して
上位がサブカルの内容を適当に利用している現況では
逆スノッブだろ、どちらかというと
つーか先天的には人類はみな母系社会。男系社会というのは後付けで一部の社会に生まれてきたもの。
>>34 敗戦国に悪のイメージをつけられるのは連合国の特権だからな、明らかにソ連の方が悪い件について。
内容はともかく
こういうのをグダグダ語っているのを読むのは嫌いじゃないw
40 :
七つの海の名無しさん:2007/11/18(日) 08:30:12 ID:gqZb1/Pg
大抵ピントはずれだけどな
フランス人で読者どれくらいいるんだろ
>>1 象徴学ってやつ?
これは大衆娯楽作品へのトンデモ解釈だからアレだが、
小難しくこね繰り回して書いてる作品は好きだな
42 :
七つの海の名無しさん: