◇元FBI捜査官が教えるポーカーの極意 見破る技は共通と
ニューヨーク(AP) スパイの正体は、ささいな動作や表情の変化から見破ることができる。
ポーカープレーヤーの手の内も同じこと──。かつて米連邦捜査局(FBI)の捜査官として活躍した
ジョセフ・ナバロ氏(58)は退職後、ポーカーのインストラクターに転身した。
「ポーカーのプレーヤーは、持ち札が強ければ弱いふりをし、弱ければ強いふりをする。
常に相手をだまそうとしているが、それはちょっとしたしぐさからすべて読み取れるはずだ」と、
ナバロ氏は話す。「ポーカーフェースという言葉があるが、『ポーカーボディー』のできる人には
会ったことがない」という。
ナバロー氏はキューバ出身。8歳の時に家族と一緒に米フロリダ州へ渡り、18歳で市民権を獲得した。
その後30年近くFBIに勤め、スパイを見破る専門家に。米中央情報局(CIA)の幹部職員が
旧ソ連に機密を売り渡していた「エイムズ事件」などの捜査に加わり、活躍した。03年に退職した後も、
捜査官の訓練などに協力している。
そのナバロ氏が第二のキャリアとして選んだのが、ポーカースクールで教える仕事だ。
相手のしぐさに注目し、自信や不安を読み取るこつは、FBI時代とまったく変わらない。相手が
たとえプロのプレーヤーでも、サングラスやフードで表情を隠していても、無意識の動作には必ず、
ヒントが現れるという。
一般的にはたとえば、持ち札が良く、大きな役を狙っているプレーヤーは、そわそわと足を動かしたり、
本能的にカードを宝物のように扱ったりする。広いスペースを占領するような姿勢でテーブルに着き、
かけているチップをちらちら見ることが多い。反対に持ち札が良くないプレーヤーは、口をぎゅっと結び、
鼻にしわを寄せ、女性であれば髪を触るなどの動作がみられるという。観察眼の鋭い相手に対しては、
実際の心情とは逆のしぐさをわざと演じてみせる、という高度な技もある。
「配られるカードはどうにもならないが、そのカードで勝つための手段はある。それが、相手の
手の内を見破る技だ」と、ナバロ氏は話している。
出典:CNN.co.jp 2007.10.28 Web posted at: 12:14 JST- AP
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200710280002.html 画像:異色の転身を果たした元FBI捜査官のナバロ氏
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