米国山火事の“自演会見”認める
カリフォルニア州南部の山火事について米連邦緊急事態管理局(FEMA)が23日に記者
会見した際、職員が記者を装って役所に都合の良い「やらせ質問」をしていたと26日、
米紙ワシントン・ポストが報道じた。共同電によると、FEMAのジョンソン局次長は同日会見し、
事実を認め謝罪した。
ハリケーン「カトリーナ」への対応が遅れ、厳しく批判されたFEMAのイメージ回復を図る狙いが
あったとみられるが、一層の信頼低下を招く結果となった。
同紙などによると、FEMAは会見の15分前にメディア側に連絡したため、間に合った記者は
いなかったのに、複数のFEMA職員が局次長に「カトリーナの教訓は生かされたのか」
「FEMAの対応に満足か」などと質問。局次長は「対応に非常に満足している」と自賛した。
[ 2007年10月28日付 紙面記事 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/10/28/09.html