★アフガニスタン:武器など密輸警戒、ISAF参加の独軍
銃を構えた兵士(奥)が見守る中、アフガン兵司令官(左)に通訳を通じ身分証のチェックを促す
ドイツ兵(右から2番目)=アフガニスタン北東部クンドゥズ近郊で2007年10月20日、小谷守彦撮影
http://mainichi.jp/select/world/news/images/20071023k0000m030056000p_size5.jpg アフガニスタン北部の国境地帯で、国際治安支援部隊(ISAF)の一員として派遣されているドイツ軍が、
近隣諸国からの武器や麻薬の密輸を警戒するアフガン軍に検問・警備を指導している。軍人と文民が
協力してアフガン再建を支援する「地方復興チーム」(PRT)の活動の一環だ。小沢一郎・民主党代表が
提唱する「日本のISAF参加」の参考例と目されるPRTだが、危険と隣り合わせの活動にも従事している。
クンドゥズ北方に広がる砂漠。カラシニコフ銃を持ったアフガン兵20人が路上で半径約50メートルの
円形陣形を取り、近づく不審者に目を光らせる。トラックと装甲車の上からは機関銃を構える兵士が
検問所を監視する。「通行人とボディーチェック係と警護係の3人が一直線になっては駄目。警護係が
銃を撃った時にボディーチェック係がけがをしますよ」。指導役のドイツ軍軍曹(28)の声が響く。
アフガン兵の動きはぎこちない。「彼らは戦士としての実戦経験は豊富だが、数人単位で行動してきた。
組織行動は苦手だ」と軍曹。アフガン兵は規定量以上のウオツカを所持していた疑いでロシア人2人を
捕らえて警察に引き渡し、検問は約1時間で終了した。
検問対象は、欧米などの支援でクンドゥズの北方に近く建設される国境道路の利用者だ。ドイツが
援助した国境の橋(長さ約700メートル)は年内開通予定で、建設計画は税関事務所などの付属施設を
整える最終段階に入っている。
タジキスタンへ国境を越える交通手段は現在、はしけしかなく、道路開通への住民たちの期待は大きい。
タジキスタンから絹や農耕具、建築資材、アフガンから羊毛、馬具、宝石などの流通が見込まれ、
中国からの物資流入も期待される。だが、国境での監視活動を徹底しなければ、武器や麻薬の密輸
経路にもなりかねない。
米政府の支援関係者は「国境の橋はアフガンだけでなく、中国からパキスタンにつながる新ルートとして
地域一帯の経済復興を促す。結果として、米国の対テロ戦争を経済面から支えることになる」と語った。
毎日新聞 2007年10月22日 19時38分 (最終更新時間 10月22日 21時35分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20071023k0000m030044000c.html >>2 >何かスッキリせんリポートやな。
すっきりしない理由の一つは、ドイツの場合、国連の委託を受けた
ISAFへの派遣(約3000名)と、国連枠外の「不朽の自由作戦
(OEF)」へ特殊部隊を理論上約100名派遣可能という、併用
状態になってるという事情かも。
小沢民主党みたいにきっぱりと、OEFは米国主導の報復的私戦
だから<悪>、ISAFは国連行動だから<善>と言い切れないん
だな。
実際には、OEF用特殊部隊は少なくとも2005年以来、まったく
要請されてないということだそうだけど。
Auch die Entsendung von bis zu 100 Soldaten der Eliteeinheit Kommando
Spezialkra¨fte (KSK) nach Afghanistan ist mo¨glich. Sie wurde allerdings
seit 2005 nicht angefordert.
http://www.mdr.de/mdr-aktuell/4692980-hintergrund-4692791.html