ニューヨーク(CNN) 米ニューヨークのケネディ国際空港(JFK空港)で働く航空会社などの
従業員10人が、麻薬密輸に関与したとして16日に逮捕、起訴され、他の容疑者8人とともに
連邦地裁に出廷した。
訴状によると、10人はデルタ航空やアメリカン航空、機内食サービス会社アラマークなどの従業員。
薬物が隠されたドミニカ共和国発の国際便の手荷物が検査されないよう「安全」区域に移されている最中、
取り締まり当局者らの監視にあたっていた。主犯のヘンリー・ポランコ容疑者はドミニカ国内の
麻薬供給者と接触があり、10人を犯行に利用していた。
デルタ航空は捜査を事前に把握しており、逮捕された従業員7人を停職処分とした。
出入国管理および税関当局の関係者は、空港従業員が麻薬密輸に手を
貸すというこうした犯罪が、水際での警戒体制に打撃を与えたと批判した。
司法省の発表によると、捜査は2年間にわたって行われた。当局が押収した薬物はコカイン46キロ、
ヘロイン25キロ、MDMA(エクスタシー)3キロで、末端価格はそれぞれ87万5000ドル、110万ドル、
7万5000ドルだった。
罪状認否はまだ行われていない。
ソース:CNN.co.jp 2007.10.17Web posted at: 11:23 JST- CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200710170004.html