米国が東欧に配備を計画しているミサイル防衛(MD)システムについて、米研究者は27日、
迎撃ミサイルの速度が当初の説明より速く、ロシアの大陸間弾道ミサイルを標的とするのに
十分なものであると語った。
米当局はこれまで、ポーランドに配備される予定の迎撃ミサイルはイランからのミサイル攻撃を
対象としたもので、ロシアのミサイルを念頭に置いていないと主張。その理由として、迎撃ミサイルの
速度はロシア・ミサイルよりも遅く、捕捉できないことを挙げていた。
しかし、マサチューセッツ工科大学(MIT)の教授で、MDシステムを批判しているテッド・ポストル氏は、
ミサイル防衛局が迎撃ミサイルの速度を低く言う一方、ロシア・ミサイルの速度を誇張していたと指摘。
欧州諸国にMDシステム配備計画を受け入れさせるため、わざと迎撃ミサイルについて偽の情報を
流していたと述べた。
これに対し、ミサイル防衛局スポークスマンは、ポストル教授はミサイル実験のデータを知る立場におらず、
その主張は全くの誤りだとしている。
米国はポーランドに迎撃ミサイル、チェコにレーダー施設の配備を計画している。
〔AFP=時事〕
http://news.livedoor.com/article/detail/3324016/ 【ロシア】日米MD(ミサイル防衛)に慎重対応を要求 ロシア下院外交委員長[09/21]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1190384080/