英国の大手スーパーマーケット・チェーン「テスコ」、「セインズベリー」、
「ASDA」、「モリソン」、「セーフウェイ(現在は「モリソン」傘下)」
の5社が、2002年から2003年の間に、牛乳やチーズ、卵といった乳製品の販売
価格を談合により決定していたとの疑惑が浮上していることが報じられた。
公正取引局では、この5社は競争販売に関する法律に違反し、販売価格という
企業にとっては繊細な情報をあえて共有し、原価の変動にかかわらず商品の
価格を吊り上げていたと示唆。
このために消費者は推定2億7,000万ポンド(約594億円)の損害を被ったほか、
生産者側への還元もなかったと非難しているという。
同局では、これら5社の有罪が確定した場合、各社には乳製品による年間収益
の10%を罰則金として請求する旨を明らかにしており、同様の疑惑を乳製品
メーカー5社にも向けているとされる。
英国小売協会は、スーパーマーケット・チェーンを代弁し、指摘されている
ような談合の事実はないと主張。「テスコ」でも、同社があくまで消費者
へのサービスを第一にしている点を強調しているという。
なお、疑惑が浮上した各スーパーマーケット・チェーンでは、今年末までの
控訴期間が示されているが、罰則金支払いという状況になった際は、各社に
とって大きな打撃になるとみられている。
ニュースソース:
http://www.japanjournals.com/index.html 関連スレ
【EU】エレベーター談合、欧米4企業と三菱系のオランダ法人に合計9億9000万ユーロ(約1570億円)の制裁金[070222]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1172074952/l50 (dat落ち)