【パキスタン】大統領選「来月6日｣に野党反発、ムシャラフ氏の立候補阻止へ［09/21］

パキスタンの選挙管理委員会は２０日、任期満了に伴う次期大統領選を来月６日
に行うと発表した。陸軍参謀長を兼務したままで選挙に臨む意向を示すムシャラフ
大統領に対し、野党は一様に反発、現政権に批判的な最高裁も大統領の立候補
資格を問う訴えに近く判断を下す見通しだ。

立候補を阻止された場合、大統領は非常事態宣言に踏み切るとの見方もあり、
波乱含みの情勢が続きそうだ。

ロイター通信によると、大統領選は、上下両院とパンジャブなど全４州の議会の
議員による間接投票で行われ、過半数を獲得した候補者が大統領に選出される。
任期は５年。与党は現在、両院と４州議会のすべてで議席の過半数を制しており、
政権側はムシャラフ再選に自信を見せている。

だが、来年初めまでに予定される総選挙では与党が敗北するとの予測もあり、
野党としては、残り任期が短い現議会によって大統領選が行われることに反発
している。

ムシャラフ大統領は１８日、兼務している制服組のトップ、陸軍参謀長のポスト
を、大統領に再選された後に辞する意向を示したとはいえ、憲法は公職兼任者の
大統領選への立候補を禁じている。

ＡＰ通信によると、最高裁は現議会での大統領選実施の当否と同時に、ムシャラフ
氏の立候補資格の有無についても審理を進めており、数日中に判断を示すと
みられる。

大統領は、海外亡命中のブット元首相との連携を協議しており、元首相は総選挙
をにらんで、大統領選後の１０月１８日に帰国すると発表している。元首相側は
しかし、参謀長を兼務したままのムシャラフ氏には投票しない意向を改めて表明
した。

他の野党は、選管がムシャラフ大統領の立候補届を受理した場合、抗議の議員
辞職に踏み切る構えを見せているほか、反ムシャラフの急先鋒（せんぽう）で
ある弁護士協会も今月下旬に抗議デモを行うとしている。

ニュースソース：Yahoo!ー産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070921-00000061-san-int

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http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1190291171/l50

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