金曜日(訳注:9月14日)、ポーランド国境警備隊は、3人のチェチェン人少女の遺体を発見した。
国境警備隊は、ポーランドに不法入国し、数日間山岳地帯をさまよっていた彼女たちの母親を
保護したところだった。
木曜日(訳注:9月13日)、国境警備隊は、ウクライナ国境付近のビエスチャディー山の
ふもとにあるUstrzyki Dolne町近郊で、2歳の娘を連れた衰弱した女性を発見した。
エルズビエタ・ピコール広報官が語った。
山岳地帯は、ポーランドとウクライナの国境になっており、現在EUの東の境界線にあたる。
女性は、亡くなった3人の娘を山岳部に残していると国境警備隊員に語り、彼らにその場所を
教えた。
「真夜中頃、捜索隊は3人の少女の遺体を発見しました。年齢はそれぞれ6歳、10歳、
13歳です」「母親と4番目の子どもは病院で手当てを受け、回復に向かっています」(ピコール)
最初の質問から、家族は不法入国をして、ビエスチャディー地域の最も標高が高く危険な
場所で、寒さと雨にさらされながら、4日間さまよっていたことが明らかになった。
少女たちの死因はまだ判明していない。レスコ近郊の検察庁が捜査を開始した。
「母親を責めるのは酷です。彼女はおそらくビエスチャディー山の標高の高い部分が
どのような状況であるかということを知らなかったのでしょう」と、ジグムント・スラビクは
TVN24テレビで語った。
2004年にポーランドがEUに加盟し、国境の管理を強化しているために、その数は減って
きているが、1989年に共産主義体制が崩壊してから、ポーランドは旧ソ連から西ヨーロッパを
目指す不法移民にとっての通過点になっている。
2007年の1月から7月までに、国境警備隊は195人の不法移民をポーランド東国境で
捕えている。ワルシャワの国境警備広報官のヤツェク・ソンタが語った。
今年は約3600人のチェチェン人がポーランドで難民申請を行った。その大半は国境を
不法に越えているとソンタは指摘している。
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20070915/1189817390 Polish border guards find 3 dead Chechen girls near Ukrainian border(英語)
http://www.iht.com/articles/ap/2007/09/14/europe/EU-GEN-Poland-Migrant-Deaths.php 【チェチェン】武装勢力がロシア警察官4人を殺害[09/07]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1189175282/