元アメリカンフットボールのスターで、元妻らが殺害された事件で訴追されながら
無罪となったO・J・シンプソン氏(60)が米ネバダ州ラスベガスのホテルで
スポーツ関係の記念品を強奪した武装強盗容疑で警察の事情聴取を受けていた
ことが分かった。
人種問題もからんで全米的な注目を集めた刑事裁判後も、最近では告白本の出版
を企て批判を浴びるなど注目を集め続けるシンプソン氏だけに、メディアは
新たなスキャンダルとして大きく報道している。
ラスベガスの警察当局は14日、市内のホテルで起きた記念品をめぐる強盗事件
の容疑者として、シンプソン氏をすでに聴取したと発表。しかし捜査が進行中
であることを理由に詳細な説明は避け、シンプソン氏の身柄も拘束していない
としている。
AP通信などによると、被害者とされる側は、米国で高額で取引されることも
あるスポーツ関係の記念品のコレクターらで、「ホテルでの会合の際、銃を
構えたシンプソン氏らが突然乱入してきた」と主張している。
一方、シンプソン氏は「盗まれた自分の所有物を取り返そうとしただけで、銃も
持っていなかった」と潔白を主張しており、両者の主張は対立している。
シンプソン氏は、無罪を勝ち取った1995年の刑事裁判などの費用で困窮し、
自分の所有するトロフィーなどの記念品の一部を売却していたとされる。
ニュースソース:産経新聞
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070915/usa070915003.htm