ロシアのインタファクス通信などは12日、プーチン大統領が同日、
フラトコフ首相の求めに応じ、内閣全閣僚の退陣を承認した、と報じた。
大統領は次期首相の人名には触れなかった。
新首相が発表され、議会が承認されるまでフラトコフ首相が執務を続ける。
同首相は内閣退陣の理由について、重要な政治日程を控え、大統領に決断の
ための自由を与えたかったとしている。
ロシアでは12月に議会選挙、来年3月に大統領選を控えており、次期首相
が大統領の後継者になるとの見方が強まっている。
経済紙ベドモスチは、大統領府高官の情報として、イワノフ第1副首相が
首相に指名されると報じた。
同副首相は、次期大統領の有力候補と目されていた。
メドベージェフ第1副首相がライバルとなっていた。
イワノフ氏は前国防相で、プーチン大統領と同じサンクトペテルブルク出身。
大統領の出身組織である旧ソ連国家保安委員会(KGB)で勤務したことも
ある。
ニュースソース:CNN
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200709120033.html