【オーストリア】イランに厳しい声も……IAEA定例理事会始まる　イランは強硬姿勢崩さず［09/10］

国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の９月定例理事会が１０日、ウィーンの本部で
始まった。核兵器開発疑惑が指摘されるイランは先月、ＩＡＥＡとの間で、
情報開示の日程を示す「行動計画」を策定した。

しかし、国連が要求するウラン濃縮活動停止に言及せず、重要問題について
の解決期限も明示していないことから、イランに対して厳しい声が相次ぐ
ことが予想される。

行動計画によれば、イランは９月末までに、中部ナタンツのウラン濃縮施設
の査察方法をＩＡＥＡと詰めるほか、１１月末までに高性能遠心分離器の
開発に関する説明を行うことになっている。

ただ、核兵器に使う金属ウランの半球形化に関する技術や、高性能起爆実験
と弾道ミサイル開発の関連については説明期限を設定していないなど、
不完全な内容だ。

ＩＡＥＡのエルバラダイ事務局長は３日発売のドイツ誌シュピーゲルで、
「（行動計画の実施は制裁回避に向けた）恐らく最後のチャンス」と
誠実な履行を求めた。

ただ、イランはそもそも、ウラン濃縮活動を停止せず、アフマディネジャド
同国大統領も２日の演説で、稼働中の遠心分離器は３０００台に到達したと
強調するなど、強硬姿勢を改める兆しはない。

「（計画策定は）時間稼ぎ」（欧米外交筋）との声も強く、理事会ではイラン
に厳しい対応を求める声が相次ぎそうだ。

理事会は一方、北朝鮮の核問題も協議する。６カ国協議で合意した「初期段階
措置」の核施設稼働停止・封印に関し、北朝鮮側がＩＡＥＡに協調姿勢を
示したことを歓迎する見通しだ。会期は１４日までの予定。


ニュースソース：産経新聞
http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070910/wld070910004.htm

関連スレ
【イラン】最高指導者ハメネイ師、ブッシュ米大統領はイランへの憎しみを煽動と非難［09/03］
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1188922963/l50
【イラン】「遠心分離器３０００台以上稼働」アフマディネジャド大統領が宣言［09/03］
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1188788941/l50

フランス エジプトもオーストラリアに追随
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=takaidobeach