北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty Organization、NATO)軍事委員会の
参謀総長級会合が8日、カナダ西部ビクトリア(Victoria)で開催され、同機構の
目標や作戦などが協議された。
NATO軍事委員会議長であるレイモンド・エノー(Raymond Henault)カナダ空軍
将軍は同日、会合終了後、記者団に対しアフガニスタンに部隊を派遣している
国が撤退または役割の変更を決断した場合の対応策の検討が、会合の目的の
一部だったと述べた。
NATOはアフガニスタンのほか、コソボ、イラク、ダルフールでも作戦を展開して
いるが、同議長は「アフガニスタンがNATOの第1の任務で、最優先課題だ」と
語った。
会合が行われたホテルの外には、NATOの解散を求め、300人以上の抗議者が
集まった。
抗議の主催者は、アフガニスタンでのNATOの武装攻撃により傷を負った幼児の
写真を掲げ、「NATOはいま、米国の帝国主義者の武器になりさがっている」
と訴えた。
ビクトリアの警察当局は、抗議は平和的で、逮捕者や衝突はなかったとしている。
ニュースソース
http://www.afpbb.com/article/politics/2279809/2115528