フィリピンで分譲マンション建設がブームだ。主要ターゲットは増加の一途を
たどる海外出稼ぎ者とその家族。
現在、約800万人とされる海外就労者の本国への送金額は昨年、史上最高の
128億ドル(約1兆4800億円)となり、不動産各社は猛烈な売り込みを
掛けている。
マニラで秘書として働く2児の母ジェニーさん(32)。ドバイで看護師として
出稼ぎ中の夫からの送金を元に、7月に98万5000ペソ(約245万円)で
約40平方メートルのマンションを購入、月2万6000ペソを分割払いしている。
「夫からの送金はすべてローン支払いに充てている。購入は家族の夢だった」
という。
フィリピンでは従来、平屋や低層の集合住宅に住む貧困層、低所得層が多く、
分譲マンションは一部富裕層向けに限られていた。
しかし、2003年ごろから高層分譲住宅の建設が急増。総売上は04年から
年約24%の成長を続けており、マニラ首都圏ケソン市では工事中の高層住宅
があちこちで目につく。
モデルルームは平日もにぎわっており、あるスタッフは「客の多くは海外就労者
の家族や外国人。海外からの問い合わせも多い」と話した。
物件は、ショッピングモールを併設し建物の外に出ずに電車の駅を利用できる
など高級感と利便性を併せ持つタイプが人気だ。
不動産アナリストは地元紙で「海外就労者が増加する限り、不動産は強気の市場
だ」と指摘している。
ニュースソース:産経新聞ー共同通信
http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070908/wld070908006.htm 関連スレ
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