イランの最高指導者の任免権を持つ専門家会議は4日、新しい議長に元大統領
で保守穏健派のラフサンジャニ最高評議会議長(73)を選出した。
国営イラン通信などが伝えた。
議長の権限は会議の臨時招集などに限られるが、現最高指導者ハメネイ師の
後継選びで仕切り役になる可能性もある。
イラン政界は、保守強硬派アフマディネジャド現政権に対して穏健派が巻き返す
流れにあり、ラフサンジャニ師の発言力が今後増しそうだ。
イランの専門家会議は定数86。最高指導者の選出、罷免、監察をする権限が
ある。会議メンバーは国民によって選ばれるが、原則的に聖職者で構成される。
昨年12月の同会議選挙では保守穏健派が勢力を伸ばし、ラフサンジャニ師は
首都テヘラン選挙区で大差でトップ当選していた。
初代議長を82年から務めていたメシュキニ師が死去したことに伴う議長選出
投票でラフサンジャニ師は41票を獲得し、アフマディネジャド大統領に近い
保守強硬派ジャンナティ師の34票を上回った。
投票に先立つ演説でラフサンジャニ師は専門家会議の役割拡大などを訴えた。
ラフサンジャニ師はイスラム革命指導者の故ホメイニ師の側近で、改革派の
ハタミ前大統領らとも連携。
05年大統領選に再出馬したが、アフマディネジャド氏に敗れた。
ニュースソース:朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/0904/TKY200709040390.html 関連スレ
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