レバノン北部のナハル・アルバレド(Nahr al-Bared)パレスチナ難民キャンプで
立てこもりを続けているイスラム教スンニ派武装グループ「ファタハ・イスラム
(Fatah al-Islam)が2日、同キャンプから脱出を図った。
レバノン軍報道官がAFPに対して明らかにした。
同報道官によれば、脱出を図った武装勢力の多くは身柄を拘束され、死者や負傷者
も発生したという。
難民キャンプの外に逃れた戦闘員は確認されていないという。
別の軍関係者が語ったところによると、2日午前4時ごろ、同キャンプの東端にある
検問所が外部から来た数人の戦闘員の攻撃を受けた。キャンプ内の戦闘員もこの
攻撃に加わった。戦闘でファタハ・イスラムの戦闘員5人が殺害されたという。
同キャンプの周辺地区やシリア方面への主要道路はレバノン軍により封鎖され、
近隣の村落では大掛かりな捜索が行われている。
レバノン北部の都市トリポリ(Tripoli)に近い同キャンプでは、5月20日以来、
ファタハ・イスラムとレバノン政府軍の間で激しい戦闘が行われてきた。
この戦闘で、これまでに兵士153人を含む少なくとも200人が死亡し、レバノン国内
の武力衝突としては、1975年から1990年まで続いた内戦以来最悪の事態となって
いる。
キャンプに住んでいた難民3万1000人のほとんどは、戦闘開始直後に脱出した。
ニュースソース:AFP
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2275863/2066946 関連スレ
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