[コルカタ(インド) 29日 ロイター] インド東部の村では、隣国バングラデシュへの密輸を防ぐため、
牛に写真付きIDカードを発行している。現地当局者らが29日に明らかにした。
インドの国境警備隊(BSF)の職員はロイターに対し「少し奇妙に思うかもしれないが」と前置きした上で、
牛とその持ち主が特定されることにより、警備隊だけでなく現地警察当局の助けにもなると説明した。
ヒンズー教徒の多いインドでは、神聖な存在として扱われている牛の輸出は禁止されている一方、
イスラム教徒の多いバングラデシュでは牛肉を食すため、インド牛に対する需要は高い。
当局の調査によると、昨年にインド東部にある西ベンガル州から
バングラデシュに密輸された牛は約43万5000頭に上る。
ソース:ロイター 2007年 08月 30日 13:03 JST
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-27637020070830