◇馬インフルエンザ 豪でも流行か 日本からの1頭原因?
【シンガポール24日勝木晃之郎】日本競馬界を揺るがしている
馬インフルエンザが二十四日までに、オーストラリア国内でも
発生した疑いが出ている。豪州政府によると、アイルランドや
米国から戻ってきた種牡馬など三頭に感染の症状が出ており、
同じ施設にいた七十九頭がそれぞれシドニーとメルボルンの
検疫所に隔離されている。
日本の馬インフルエンザとの関係はまだ不明だが、
マクゴーラン農水相は記者会見で「日本から来た一頭が
疑わしい」と述べ、日本から飛び火した可能性を指摘した。
隔離されている馬の多くは九月に始まる南半球の繁殖期に
種付けを予定している種牡馬で、中には豪州で最も優秀とされる
種牡馬も含まれている。このまま最低三十日間は検疫所に
足止めされるが、さらに別の馬が発症すれば、隔離期間が延び、
繁殖計画に大幅な狂いが出る。このため、業界全体で数百万ドル規模の
損失が出る可能性もある。豪州では日本ほど馬の予防接種が
普及しておらず、感染拡大も懸念されている。
ソース(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/45409.html?_nva=14