スーダン政府、反政府勢力指導者の渡航禁止を撤回
Sudan lifts a rebel's travel ban
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国連によると、スーダン政府はダルフール地方の反政府勢力の指導者を
病気治療のためケニアに渡ることに同意したという。
スレイマン・ジャモウス(Suleiman Jamous)は、13ヶ月以上にわたって
ダルフール地方近郊の国連平和維持キャンプに置かれていた。
彼は治療を必要としていたが、国連の保護下を離れれば逮捕すると
スーダン政府に脅されていた。
彼は4年間の闘争の間に、反政府勢力と人道支援団体との間を結ぶ
鍵を握る人物となっていた。
2003年の紛争勃発後、20万人が死亡したと考えられており、
さらに200万人以上が家を失ったとされている。
昨年5月、反政府勢力・スーダン解放軍(SLA)の人道支援コーディネータであるジャモウスは、
ダルフール和平協定へのサインを拒否し、
署名を行った別の反政府勢力から拘束された。
1ヶ月後、国連は仲介に入り、治療のため彼をKadugliに送った。
今月はじめ、彼がタンザニアで開かれる和平会談に出席できるようにと
アメリカの女優ミア・ファロー(Mia Farrow)が身代わりを申し出たこともあった。
昨年和平協定に調印しなかった8つの反政府勢力は、
現在ではスーダン政府との会談のために共通の認識に至っている。
(08/16 09:54 GMT)
★ ソースは、BBC [英国] とかからはしょり気味に訳。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/6949313.stm (英語)