アフガニスタンの旧支配勢力タリバンなどの勢力拡大をめぐり、対立が続くアフガンと
パキスタンの信頼醸成と対テロ対策などを話し合う初の「アフガン・パキスタン大会議
(ジルガ)」が9日、両国大統領が出席してカブールで始まる。しかし、パキスタン政府軍との
戦闘が激化している部族地域から参加する予定の有力者らは、「戦闘への対応で
会議どころではない」と出席を拒否。一方でタリバン司令官が会議への攻撃を示唆するなど、
会議は波乱含みの幕開けとなりそうだ。
パキスタンとアフガニスタンは米国が主導する「テロとの戦い」の重要な同盟国だが、
アフガン側が自国の治安悪化はパキスタンの国境管理の甘さが原因だなどとして非難し、
関係が悪化。ブッシュ大統領が昨年9月、カルザイ・アフガン大統領とムシャラフ・パキスタン
大統領に、両国が直接対話で問題解決を図る場が必要だとして会議開催を提唱した。
アフガン政府によると、パキスタン側出席予定者はアフガン国境付近の部族地域の有力者ら
約350人。しかしこのうち約100人が出席拒否を伝えてきた。
関係者によると、拒否した有力者らはモスク(イスラム礼拝所)「ラル・マスジッド」の武力
鎮圧後に軍と激しい戦闘を続ける武装勢力の拠点地域の出身者たち。モスク鎮圧に強い
反発を示し、「自宅が火事なのに他人の火事を消しに行けない」と理由を述べているという。
米国やアフガン政府は「部族地域がタリバンや国際テロ組織アルカイダが潜伏する聖域に
なっている」と主張。アフガンのカルザイ大統領は「部族地域から武装勢力がアフガンに
流入し、治安を悪化させている」とパキスタン非難を展開してきた。これに対し、パキスタンの
ムシャラフ大統領は「失政責任の転嫁だ」と反論。非難合戦は両軍の偶発的衝突も招くほど
深刻化している。
一方、会議はタリバン対策が主要議題となる見込みで、韓国人拉致・殺害事件への対応も
協議される予定だ。地元テレビによると、タリバンの新司令官マンスール・ダドゥラ師が
「会議を歓迎しない」とし、会議への自爆攻撃などの懸念が高まっている。
9日にはムシャラフ大統領とカルザイ大統領とが開催を宣言し、首脳会談も開かれる予定だ。
毎日新聞 2007年8月7日 15時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20070807k0000e030090000c.html 【アフガニスタン・パキスタン】両大統領、今週中に会談 武装勢力について話し合う[08/06]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1186417953/ >>5 今中央アジアでそんな非効率的な攻撃は少なくなってる。
米軍が垂れ流した良い銃からの狙撃と、米軍が大量に発生させた不発弾を
加工して作られた手製地雷くらいだよ。あと普通の戦闘。だから安心して行け。