米議会付属機関の政府監査院(GAO)は2日、BSE(牛海綿状脳症)など
家畜伝染病の拡大を最小限に抑える全米動物個体識別システム(NAIS)に
ついて、登録すべき情報に牛などの生年月日を追加するよう勧告する報告書を
まとめた。
報告を依頼したハーキン上院農業委員長(民主)は、「農務省に遅滞なく勧告
内容を実施するよう強く求める」との声明を発表した。
米国は日本などへの牛肉輸出を月齢で制限しているが、現在は牛の歯で月齢を
判断している。
報告書は、登録する家畜の情報が生産者名や連絡先などにとどまり、種別や
生年月日、推定月齢の登録が求められていないことは問題だと指摘。
これら情報は伝染病の調査に必要だとして改善を求めている。
ニュースソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007080300143