□クリントン、オバマ両氏が非難合戦 米民主党指名争い
ワシントン(CNN) 「経験不足だ」「話をでっち上げている」──。来年の米大統領選
で民主党の指名を争う、ヒラリー・クリントン、バラク・オバマ両上院議員が、そんな批判合
戦を繰り広げている。現時点で最も優位とされる2人だけに、互いを強く意識している模様だ。
きっかけは、23日夜に開かれた、動画共有サイト「ユーチューブ」を利用した討論会で、
「大統領就任後、『ごろつき』と呼ばれるイラン、シリア、キューバ、ベネズエラ、北朝鮮の
各国の指導者と会談するか」という質問が出たことだった。
オバマ氏は「これまで対話していないことは不名誉なことだ」と述べ、会談すると明言。一
方、クリントン氏は、大統領に就任して1年目には会わないと返答。「まず、会談した場合の
行方を見定める必要がある」「プロパガンダに利用されたくはない」などと述べた。
この答えをめぐって両氏は後日、アイオワ州の地元紙のインタビュー記事で互いを批判。ク
リントン氏はオバマ氏について「1年目にチャベス(ベネズエラ大統領)やカストロ(キュー
バ議長)に会うと答えるなんて、非常に無責任で、率直に言ってナイーブだ」と攻撃し、上院
議員2期目の自らと、1期目のオバマ氏の政治経験の差を強調した。
これに対しオバマ氏は、「彼らが午後のお茶をしにやって来るなどとは言っていない」と
し、クリントン氏が筋違いの話を作り上げていると反論。さらに、「無責任でナイーブなもの
といえば、16万人もの米国の若者をイラクに送るというブッシュ大統領の判断に賛同したこ
とほど、ぴったりなものはない」と、クリントン氏の政治姿勢を痛烈に皮肉った。
出典:CNN.co.jp 2007.07.26 Web posted at: 20:35 JST- CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200707260024.html 画像:討論会で向き合うクリントン氏(左)とオバマ氏=23日
http://www.cnn.co.jp/usa/images/CNN200707260023.jpg click here to learn more:
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