【パキスタン】亡命中のブット元首相、「現政権は弱体」として下院選前の帰国を明言[07/16]

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1シャイニング記者。φ ★

ブット元首相「現政権は弱体」、下院選前の帰国を明言
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【ロンドン=本間圭一】
事実上の亡命生活を続けているパキスタンの野党・パキスタン人民党(PPP)総裁の
ベナジル・ブット元首相(54)は14日夕、ロンドンで本紙と会見し、
年内にも実施が予定されるパキスタン下院選の前に帰国する意思を明言した。

また、逮捕されずに選挙活動が行えるよう、
ムシャラフ大統領側と交渉中であることを明らかにした。

元首相は会見で、イスラマバードで起きたイスラム神学生らによる
「赤いモスク(イスラム教礼拝所)」立てこもり事件について、
「5年前に過激派への行動を起こすべきだった」と述べ、
ムシャラフ政権の過激派対策の遅れが惨事を招いたと批判した。

また、今年5月のカラチ暴動に続き、今回の事件が起きたことで、
「1年前に比べ、(大統領の)権力基盤は強固ではなくなった」として、
ムシャラフ政権が弱体化しているとの認識を示した。

一連の政治危機により、大統領派の与党、
パキスタン・イスラム教徒連盟(PML)カイディアザム派の下院選での苦戦が予想される中、
PPPは政権不満の受け皿として、第1党になるとも言われる。
1996年に当時のレガリ大統領から首相職を解任された元首相は現在、
汚職などの罪で訴追され、帰国すれば拘束される可能性もあるが、会見では、
「いよいよ帰国する時が来た。選挙を指揮したい。逮捕される危険は顧みない」と明言した。
帰国の時期として、「9月以降、遅くても12月」とし、
「帰国しないのは、選挙が延期された時だけだ」と語った。
帰国を訴えることで、同党への支持を集める狙いがあるとみられる。

元首相の帰国に影響を与えるのが、大統領側の出方だ。
大統領は昨年末以降、元首相に対し、国会議員らが投票する大統領選での再選に協力し、
大統領の陸軍参謀長兼務も認めれば、首相職を与えると打診してきたとされる。

元首相は会見で、「(大統領と陸軍参謀長の)二つの職務はまったく異なる」と述べ、
兼務に反対の姿勢を示しながら、こうした“密約”を否定したが、
「公正な選挙を実現するための協議を行っている」として、
大統領との協議が継続していることを認めた。
元首相は、母国で選挙戦を指揮する点を重視しており、
協議では、与野党間の協力など帰国の条件が議題になっている可能性もある。

ただ、大統領は5月、主要野党党首の帰国を下院選終了後まで認めないと言及、
元首相の思惑をけん制する姿勢も示している。

ブット元首相は96年の首相解任後、
ロンドンやアラブ首長国連邦のドバイで事実上の亡命生活を続けている。
(07/16 09:32)

★ ソースは、読売新聞 [日本] とか。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070716i102.htm

★ 関連スレ。
【パキスタン】ブット元首相、パキスタン帰国を希望[4/1]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1175432989/ (dat落ち)
【パキスタン】亡命中のブット元首相、「シャリフ元首相と口約束」を暴露 [6/18]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1182175892/ (dat落ち)
【パキスタン】モスクの武力制圧決定を支持=亡命中のブット元首相 [7/13]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1184370948/
とか。
2七つの海の名無しさん:2007/07/16(月) 12:20:11 ID:fifariKU
(1/3)

それは中国の売春婦の文化破壊的行為から始まった
 パキスタン「赤いモスク」武力鎮圧を賞賛した北京の影、ムシャラフ政権の危機
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 ペシャワールはアフガニスタンとの国境の町、麻薬と密造武器と難民の町である。
 タリバン征討作戦以来、西側からの物資が入りこんで、なぜか活気がある。国際都市でもある。米国はパキスタンに過去六年だけでも百億ドルを注ぎ込んできた。

このペシャワールの町に「セックス・パーラー」を堂々と開設し、ポルノビデオを売り、こうした中国人の無遠慮で価値紊乱的な売春宿が公序良俗を乱した。敬虔なイスラム教徒が非難を繰り返してきた。
 ポルノビデオ屋を襲った神学生グループもでた。

 中国人の売春宿経営者も売春婦もそんなことにお構いなく「営業」を続けた。
 発端は中国である。

 六月、神学生らが立ち上がり、中国人売春婦六名と男の中国人(ポン引き?)、合計7名を拉致した。
イスラム過激派の指導者ガジ師は、この行為を賞賛し、無神論の中国を非難した。

パキスタンの首都イスラマバードは意外と清潔にして美しい町である。世界最大のモスクはサウジアラビアが全てを寄付した。この付近には豪邸が立ち並ぶ。あの貧困パキスタンのイメージはない。ビバリーヒルズにいるかと錯覚するほどの瀟洒豪華な光景が展開されている。

 下町はゴミゴミしている。イスラマバードの隣町は古都ラホールである。国連主力部隊は、この周辺にいる。
3七つの海の名無しさん:2007/07/16(月) 12:21:31 ID:fifariKU
(2/3)

▼ムシャラフは「紅色清真寺」を軍事鎮圧する以外、選択はなかった

さてイスラマバードのモスク(イスラム教寺院)のなかで「赤いモスク」(紅色清真寺)を呼ばれるのが「ラール・マスジド」だ。
ここに多数の神学生らが立てこもった。拉致した中国人は解放したが、純粋なイスラム教を汚したとし、それを軽微な扱いで釈放するよう圧力をかけたムシャラフ政権の腰砕け、その背後にいる中国に抗議した。
 「モスク内の子供や女性が“人間の盾”にされている」と軍が突入を躊躇ったが、ガジ師は「我々の殉教によって、パキスタン全土にイスラム革命が起きる」と気勢を上げた。
このときから国際的な関心が集まったが、一部メディア以外、中国要因を報道しなかった。

パキスタンの軍部隊は7月5日から包囲網を縮め、砲撃を開始して外壁の破壊や催涙弾発射など予備的な攻撃を開始した
およそ850人の神学生とモスク内に立て籠もった指導者のアブドルラシド・ガジ師は「非合法過激派メンバー以外の学生らを釈放する」ことを条件に一旦、投降を申し出た。
しかしシェルパオ内相は「モスク内には武装した過激派メンバー50―60人が潜んでいる」として投稿条件を拒否した。

8日には治安当局が「最後の警告」を発し、神学生らに投降を呼びかけた。
 ムシャラフ政権は兼ねてから籠城事件の舞台「ラル・マスジード」に立てこもった過激派のなかにウズベク人など外国人過激派が含まれていると指摘していた。

10日、パキスタン軍の特殊部隊が突入した。流血の惨事、銃撃戦は続いた。軍の発表では73人分の遺体が見つかり、身元の特定作業を始めた。兵士10名が死亡、22名が負傷した。
 当局は、「過激派をのさばらせておくことはできない」とする姿勢を崩さず、今後も過激派との関係が深く、温床になったマドラサには強硬姿勢で臨む基本路線を強調した。
4七つの海の名無しさん:2007/07/16(月) 12:22:19 ID:fifariKU
(3/3)

ムシャラフ大統領は7月12日夜のテレビ演説で、「神学生らが中国人7人を拉致した事件を厳しく非難する一方で、中国を「最大の友人」と呼び、モスク突入決断は中国からの外交的軍事的圧力があったことを示唆した。
 ムシャラフ大統領は演説で「中国はわれわれが困難に直面しているときでも、協力を惜しまなかった」とも発言した。

 ブッシュ政権も「ムシャラフの決断」を肯定した。
 いまや「タリバニスタン」となりつつあるアフガニスタン情勢を睨みながら、米国はパキスタンの不安定かを恐れているからである。
海外に亡命中のブット元首相でさえ、英紙とのインタビューで「こんかいのムシャラフの決断を指示する」とエールをおくった。

パキスタン全土では夥しい抗議集会が開催され、野党、統一行動評議会(MMA)の呼びかけで、数百人が「ムシャラフは殺人者だ」と叫んだという。
 北西部ペシャワルでは、赤いモスクの指導者アブドル・ラシド・ガジ師の教えに従うことを誓い、「ムシャラフをつぶせ」と繰り返した。北西部では軍の隊列に自爆テロが決行され、パキスタン軍兵士二十数名が死んだ。

 しかしながら、パキスタン全土に拡がっているのはムシャラフ非難ばかりではなく、反中国感情である。
「ことの起こりは中国人売春宿からである。だが、こうした売春コネクションを報道する中国のメディアはない」と上海からNYタイムズのハワードフレンチが報道している(13日付け、ヘラルドトリビューン、二面)

以上、「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 7/15 1865号より
5七つの海の名無しさん:2007/07/16(月) 12:22:36 ID:hZwtuZJY
そもそも、お前らが政権を私物化して腐敗しきっていたから
軍がクーデターを起こさざるを得なかったんだろうが…
6七つの海の名無しさん:2007/07/16(月) 14:12:43 ID:/dsdqFvP
元首相が屁ぇこいたよ↓
7七つの海の名無しさん:2007/07/16(月) 14:42:54 ID:/dsdqFvP
おーい
だれも居らんのかー
8七つの海の名無しさん:2007/07/16(月) 14:59:04 ID:4+2tEI5N
本当に今のパキスタン情勢は世界の縮図だな。
WW2後の半島もこんな感じだったのか?
しかし「冷戦」=「東西の2軸対抗」よりもっと複雑・・・

そもそも「反駁をゆるさない」宗教が背景にあるのが一番ややこしい。
2-4読むと中国の行為をもっと避難せよ、みたいに読めるけど意味ない。
そりゃー、中国を宗教弾圧国家として仮想敵国にしてパキスタンが国としてまとまれるのなら良いが・・・
もしそんな事が可能なら中国には「宗教弾圧国家」としてもっとがんばって欲しい。
世界中の一神教信者を全て敵に回す覚悟で。
それこそオリンピック開催国に相応しい。
 (但し評価されるのは1世代くらい経た後)
 →聖マリアの便器はこのためか? いやお花畑だよな
9七つの海の名無しさん:2007/07/16(月) 15:49:04 ID:/dsdqFvP
パキスタン旅行は危なくなったのかな
10七つの海の名無しさん:2007/07/16(月) 16:00:47 ID:4+2tEI5N
>>9
自己責任で行ってこい
不肖宮島あたりに行って欲しいな、最近名前聞かないが・・・
11七つの海の名無しさん:2007/07/16(月) 16:26:20 ID:/dsdqFvP
そりゃ宮嶋だ
12七つの海の名無しさん
>>11
 指摘サンクス 反省。。。