【パキスタン】“赤いモスク”強行突入、国内の治安が一層悪化の懸念 [7/10]

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1 ◆Robo.gBH9M @ロボ-7c7cφ ★
パキスタンろう城:強行突入、国内の治安が一層悪化の懸念

パキスタンの首都イスラマバードで起きたモスクろう城事件での強行突入で、今後、イスラム
原理主義勢力はムシャラフ政権への敵対姿勢をさらに強め、過激派による自爆テロなどの
報復が頻発する可能性がある。大統領は、イスラム原理主義勢力への強硬姿勢をアピール
するためにも突入を決断したとみられるが、国内の治安の一層の悪化をもたらしかねない
危険な賭けとなった。

ろう城事件の直接のきっかけは今春以降、モスクの「不法行為」の取り締まりを続ける警察と
神学生の間で続いた小競り合いだ。5月には、警察が神学生の身柄を拘束すると、神学生側が
報復として警官を拉致。対立の中で今月3日、神学生らと治安部隊との銃撃戦が起き、
ろう城につながった。

だが背景には、01年9月の米国同時多発テロで、それまでの親イスラム原理主義勢力
政策から米国の「対テロ戦争」同盟国に転じたムシャラフ大統領への、原理主義勢力の
強い反発がある。

米国によるアフガン攻撃後、タリバンや国際テロ組織アルカイダの残党はパキスタンとの
国境地帯に逃げ込み、米国の圧力を受けたパキスタン政府は、国境地帯での武装勢力や
過激派の掃討に着手する。さらに米国は神学校を「過激派の温床」とみなし、教育改革を
強く求めた。これに猛烈に反対したのが、ろう城事件が起きたラルマスジッド・モスクだった。

ろう城を指揮したラシッド・ガジ師は5月、毎日新聞の取材に「(当初は)ムシャラフ政権に
イスラムの復興を感じた」と振り返った。同時多発テロ後の同国について「我々は変わって
いない。パキスタン(の政府)が変わったのだ」と語り、政権の政策転換が対立の根本原因と
強調した。

ムシャラフ大統領は今年3月、大統領の陸軍参謀長との兼任に批判的なチャウダリー最高裁
長官の職務を停止。これに反対する司法関係者や野党勢力の反政府デモが激化し、5月には
南部の都市カラチで与野党勢力の衝突で40人が死亡した。国内では政治的窮地に追い込まれ、
米国など国際社会がパキスタン民主化への関心を強める中、ムシャラフ大統領は、米国の
支持をつなぎ留めるためにもイスラム原理主義勢力への取り締まりを一層強める必要があった。

同時多発テロ後のパキスタンのさまざまな矛盾が、モスクろう城となって爆発し、大統領は
それを力で抑える選択をした。しかし、問題の根は何ら解決していない。

毎日新聞 2007年7月10日 15時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20070710k0000e030074000c.html
【パキスタン】立てこもり事件の“赤いモスク”に治安部隊突入[07/07/10]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1184039031/
【パキスタン】大統領が威信回復の好機に “赤いモスク”ろう城 [7/8]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1183898605/
2七つの海の名無しさん:2007/07/10(火) 19:53:06 ID:c0hn9Kxw
第二のイラクになるのかな?
3七つの海の名無しさん:2007/07/10(火) 19:54:58 ID:s7hmQyW7
国際社会はムシャラフ大統領を一貫して支持するべき。
4七つの海の名無しさん
ムシャラフはクーデターで政権奪取、憲法違反の軍の参謀総長と大統領
の兼務、11月の選挙の前に大統領選挙で対立候補予定者を追放、
歴史の古い神学校を今回、鎮圧、自分に反対するものはテロリスト、
過激派と決め付けブッシュのご機嫌をとる。

  まあ現状はこんな所
  問題は今年11月の選挙、ほっかぶりして実施しないとみる。