英テロ対策:若者「リクルート」防ぐ情報網設置を提案
英国の同時テロに関連し、英政府首脳は8日、テロ組織による若者などの「リクルート」を
防ぐために国際・国内的な情報網を設置すべきだ、との考えを明らかにした。欧州では、
マドリードの列車同時爆破テロ(04年)や、今回の英国テロの首謀者らが国際テロ組織・
アルカイダにリクルートされたり、思想的な影響を受けている。テロ防止に向けた新たな
提案だ。
ブラウン英首相は同日、英民間テレビで「(若者が)テロ組織にリクルートされたとの情報が
あった場合、情報を国際的に共有すべきだ」と発言。テロ組織のリクルートに対抗する、
国際的な情報網の設置を求めた。
またウェスト英治安担当閣外相も、近親者や隣人がテロ活動にかかわる可能性があれば、
「当局に通報すべきだ」と発言。若いイスラム教徒のリクルート防止を訴えた。同相はさらに、
テロ対策では過去と違う対応が必要だとし、「(これらの)厳しい政策が浸透するには、
10〜15年はかかるだろう」と語った。
欧州ではマドリード事件(死者191人)で首謀者の若者らが、アルカイダと関係する「モロッコ・
イスラム武闘組織」に勧誘・組織化されたことが判明。05年のロンドン同時テロ(同52人)や
今回のテロでも、首謀者がアルカイダに影響を受けた可能性が高い。このため欧州連合
(EU・27カ国)は、イスラム過激組織による「若者らの洗脳防止」を訴えていたが、効果的な
対策はなかった。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20070710k0000m030027000c.html 【英国】イスラム過激派との戦いには15年の時間と新たなアプローチが必要=英首相治安顧問 [7/8]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1183871995/