ハリウッドきっての「社会派映画」の作り手として知られるオリバー・ストーン監督が、イランの
アフマディネジャド大統領を題材にしたドキュメンタリー映画の撮影許可を大統領側に求めたが、
拒否された。イランのメフディ・カルホール大統領顧問が1日、ファルス通信に明らかにした。
カルホール顧問は拒否の理由について、「米国内で体制批判派として知られている人物も、
『大悪魔』の一部だ」と説明し、核問題などをめぐり敵対する米国への警戒感をあらわにした。
大統領個人も撮影には反対だったという。
同顧問は、大統領府の職員が、キューバのカストロ国家評議会議長を題材にした「コマンダンテ」など、
同監督の過去の作品を観賞した上で拒否を決めたことも明らかにした。
同顧問は、イラン人の映画監督がブッシュ米大統領と中央情報局(CIA)に関する映画を、米側からの
干渉なしで作らせてもらえるのなら、「ストーン監督に対する撮影許可を検討してもいい」としている。
ソース 読売新聞 2007年7月2日20時39分
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070702i514.htm?from=main5