大統領の義理の息子は二重スパイ? 英で怪死、波紋広がる
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【ロンドン=蔭山実】
エジプトの故ナセル大統領の義理の息子にあたるアシュラフ・マルワン氏(63)が
ロンドンの自宅で転落死したことが伝えられ、その怪死が波紋を広げている。
マルワン氏は、イスラエルとエジプトの二重スパイだったといわれ、憶測が飛び交っている。
億万長者でもあるマルワン氏が、
ロンドン中心街の高級アパート5階のバルコニーから転落したのは27日。
ロンドン警視庁は60代の男性が不審な死を遂げたことだけ認め、詳細は明らかにしていない。
28日付の英紙タイムズによると、マルワン氏は1970年にナセル大統領が死去した後、
サダト大統領の顧問をしていたが、80年代初めにロンドンに移住した。
歴史家らはマルワン氏が69年以降、イスラエルの対外特務機関、モサドに雇われていたと指摘。
同氏は第4次中東戦争が始まった73年にエジプト、シリアの両軍による奇襲攻撃の開始時期を
イスラエルに伝えていたという。
ただ、実際は、誤った開始時期を伝えてイスラエル軍を苦戦させたともいわれ、
イスラエルの元軍高官らはエジプトの二重スパイだったと主張した。
「バベル」がマルワン氏の暗号名だったといわれ、
ロンドンではイスラエルの対外機関、モサドと接触していたとされる。
転落死当日もイスラエルの歴史家とロンドンで会う約束をしていたという。
(06/29 21:24)
★ ソースは、産経新聞 [日本] とか。
http://www.sankei.co.jp/kokusai/europe/070629/erp070629002.htm ★ モサド。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%B5%E3%83%89 (Wikipedia)