◇ロシア、中東・中央アジアに戦闘機販売へ
ロシアが中東と中央アジアへの戦闘機販売に本格的に乗り出した。
ロシア兵器輸出局のロソボロン・エクスポート社は20日、
「シリアにミグ31戦闘機5機の販売を開始した」
「改良型のミグ29を合わせて計10億ドルの
戦闘機を輸出する方針」と発表した。
またパリで開催されたエアー・ショーに参加中のミグ機を製造する
ミコヤンのスポークスマンは19日、「2020年までにミグ29戦闘機350機の
性能を向上させ、カザフスタン・トルクメニスタン・ウズベキスタンなどに販売する」
と発表した。350機の価格は100億ドル(約1兆2300億円)を越える
1984年から生産を続けているミグ29とミグ31の性能は、米国の次世代戦闘機である
F22には劣るがF16には匹敵するとの評価を受けている。この2機種はスホーイ27と共に
ロシア戦闘機の三銃士と呼ばれる。ミグ29は既存の機体に新型の電子基盤と
赤外線探知ミサイルを装着し、性能を改善しつつある。
軍事専門家はロシアによる戦闘機販売の目的は2つあると分析する。
一つはNATO(北大西洋条約機構)の東進に対抗して中央アジアや
中東国家をロシア戦闘機で武装させて対抗しようとするものだ。
もう一つは既存の戦闘機を販売して新しい先端機器を備えた
新型機開発に必要な資金を準備するためのものというのだ。
中東や中央アジアとしてもロシア製戦闘機の購入は申し分ない。
ミグ29とミグ31の1機当たりの価格はそれぞれ3000万ドル(約36億9000 万円)と
7000万ドル(約86億1000万円)ほどで、1億ドル(約123億円)といわれる米国の
F16よりは低価格でなおかつ同レベルの戦力を持つからだ。
ソース(朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/article/20070621000003 ▽MiG-31-wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/MiG-31_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)
▽MiG-29-wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/MiG-29_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)
関連スレ(軍事板)
ロシア製戦闘機総合スレッド 2
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/army/1179227334/