ローマ――ベニスに近いイタリア北東部のサンフィオル町のマルティン町長は22日、
町内の売春阻止で、地元署にデジカメを配給、路上で売春婦と交渉する人物、車などの
撮影を指示し、車両番号を地元紙に掲載する方針を明らかにした。
新聞で自分の車が暴かれると困る客の心理を突いた作戦。町長は、売春婦を探す車が
群がって騒音を生み、地区住民の安眠が妨げられているとも指摘している。
弁護士に、この行政措置が個人情報保護を侵害しないかどうかを調べさせており、問題が
ないと判断されれば実施に移す方針。
地元メディアによると、イタリアの路上で稼ぐ売春婦は近年、激増。旧ソ連諸国や
アフリカ・ナイジェリアからの女性が多いという。人身売買の犠牲者も多いとみられる。
ローマ法王は最近、イタリアでの売春の客を罰する新たな法案制定を呼び掛けていた。
2007.06.23
Web posted at: 15:30 JST
- CNN/REUTERS
ソース
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200706230013.html