【フランス】コラム「フランス式別居の衝撃」 −産経新聞− [6/20]

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1 ◆Robo.gBH9M @ロボ-7c7cφ ★
やっぱり、と思わせながらも、今回の国民議会(下院)選の開票速報の最中に飛び
込んできた先の大統領選の社会党候補ロワイヤル氏とオランド同党第1書記との
別居のニュースは、ある意味で選挙結果以上にフランス人に衝撃を与えている。
仏大衆紙、パリジャンは選挙報道に代わり1面トップに「決裂」という大見出しを掲げて、
このニュースを伝えたほどだ。

高級官僚養成機関、国立行政院(ENA)の同級生として1978年に出会って以来、
入籍こそしないながらも4人の子供がいる政界のオシドリ夫婦。その2人がすでに
別居しているというウワサは聞いていて、フランス人の友人と「選挙が終わったら、
彼らはきっと別れる」と話していた私も、驚いたひとりだ。

別居の確認情報の出所は、「オランドに、家を出て自分の恋愛物語を生きるよう
要請した」というロワイヤル氏の告白が収められている20日発売の「敗北の舞台裏」。
フランス通信(AFP)の記者2人が発売約1週間前に本人に長時間インタビューして、
緊急出版した。別居時期への言及は拒否されたものの、発売時期について国民
議会選終了後という条件が付けられただけだという。

ロワイヤル氏は別居ニュースが流れた翌朝の民間ラジオで、かなり多くのウワサが
流れているので「明白にする必要があると考えた」と、告白に踏み切った理由を
ため息混じりに説明し、「多くのカップル同様に困難があった」と話していた。

同書に先立ち出版された「運命の女」も、カップルの私生活を暴いたもので、仏紙
ルモンドの記者2人の共著だ。同書では、昨秋、ロワイヤル氏が党の公認候補に
選ばれたころ、オランド氏が美人記者に夢中になっていたので、ロワイヤル氏が
記者を党担当から外すよう記者の上司に働きかけたと記されている。15万部の
ベストセラーになり、オランド氏の浮気話が一気に世上に流れた。

この2人の記者は一部外国人記者との会見で、ロワイヤル氏が95年大統領選で
すでに出馬を検討し、オランド氏が反対したと明かし、両氏の政治的断絶は当時から
始まったとの見方を示した。

今回、昨年1月ごろから出馬を視野に入れて活動を開始したロワイヤル氏は、
フランスの伝統的価値観を尊重する「大佐の娘」として、労働や権威、秩序を尊重し、
冷戦時代と変らない「時代錯誤」的な政策を踏襲するオランド氏とはしばしば
対立してきた。ロワイヤル氏が大統領選などで提案、オランド氏が一蹴した
中道政党との「同盟」はその端的だ。別れるべくして別れたというべきか。

この3月にロワイヤル氏が仏中部リモージュで行った選挙集会を取材したとき、
オランド氏が初参加した集会で応援演説の熱弁を振るう一方で“妻”のほおに
そっけなくキスし、集会後、臨時記者室にも2人個別にやってきたのが印象的だった。
オランド氏が大統領選挙戦中、党の最高責任者として全国を飛び回り、ロワイヤル氏が
顔を出せない集会に出席して票固めに熱心だったのも、事情通によれば、ロワイヤル氏と
顔を合わせるのを避けるためだったとか。

ロワイヤル氏は、2012年大統領選を視野に党第1書記の座を狙うなど、政治家人生に
邁進(まいしん)する。別居はロワイヤル氏主導。今回の選挙では女性が多数当選し、
女性時代到来も具現した。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/58073/
【フランス】「私たちは一緒ではない」…ロワイヤル氏、社会党党首の夫と破局[07/06/18]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1182126900/
2七つの海の名無しさん:2007/06/20(水) 16:41:44 ID:EHPOCCZj
マスコミ主催の美人局。
3七つの海の名無しさん:2007/06/20(水) 17:00:18 ID:6oDKPYqE
フランスに団結力がないのってこういうのがあるからだよね
4七つの海の名無しさん
フランス、泣きたくなるくらい最高!