フィリピン南部ホロ島――米国政府は7日、フィリピン南部を根城にするイスラム過激派アブ・サヤフの幹部2人の殺害につながる
重要情報を提供したとしてイスラム教徒の男性4人に総額1000万ドル(約12億円)の報奨金を手渡した。
ホロ島で比ペソ(1ペソは2.64円)の紙幣で支払った。4人は身元を隠すため黒の覆面姿だった。うち2人は同組織の元構成員で
軍に投降後、死亡したジャンジャラニ司令官の墓の在り場所を明らかにしていた。同司令官は軍との昨年の戦闘で重傷を負っていた。
2人の報奨金は総額で500万ドル。
別の2人は農民で、別の司令官の潜伏先を連絡。この司令官は今年1月の戦闘で死亡している。農民は250万ドルずつ受け取る。
総額1000万ドルの「情報提供代」はフィリピンで史上最高額。米連邦捜査局(FBI)は司令官2人をテロリストとして指名手配していた。
アブ・サヤフは国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘され、比国内で爆弾テロ、誘拐などを繰り返している。
2007.06.07
Web posted at: 18:24 JST
- CNN/REUTERS
そーす
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200706070029.html