深刻な燃料不足に悩むブルンジでは、廃棄物を回収して細かく砕き乾燥させ、
添加物などを加えることで、新たに角材や練炭として再利用するという画期的な
方法に注目が集まっている。
この手法を始めたのは最近設立されたばかりの民間団体ADLP
(Association for Development and the Fight Against Poverty)である。
ADLPによると、廃棄物から生まれた燃料を利用することで、例えば32人を抱える
大家族ではこれまで木炭費として1日4ドルかかっていた費用を、1日僅か
2ドルにまで節約できるという。
ブジュンブラで暮らす主婦、Josee Ndayisengaは「練炭を使うと点火も楽だし、
火も長持ちするので、料理をする時はとても有難いわ」と話した。
また、ADLPが進めるこのような資源の再利用は、(1日1ドル以下で暮らす)
絶対貧困層の割合が55%にも及ぶ同国で、『雇用創出』としても一役買って
いる。ブルンジでは現在、約8割の国民が廃棄物の収集、運搬、処理などに
携わっている。
鉱山・エネルギー省のPierre Barampanze氏は「通常1kgの木炭を作るのに10kgの
木材が必要である。しかし木炭の替わりに練炭を使用することで、費用効率は
随分良くなるのです」と廃棄物燃料の再利用が環境保全にも大いに役立って
いることを評価した。
ソースは
http://www.janjan.jp/world/0706/0706107020/1.php 原文は
http://ipsnews.net/news.asp?idnews=38007