2007年05月21日 0:05 【共同通信】
【ブカレスト20日共同】今年1月に欧州連合(EU)に加盟したルーマニアで行われた
バセスク大統領の弾劾の是非を問う国民投票は19日夜(日本時間20日未明)、投票が締め切られ、
即日開票に入った。全投票所の97・8%で開票が終わった時点で、弾劾反対は7割を超え、
大統領は「国民は私の続投を求めた」と勝利宣言した。
弾劾手続きを進めたポペスクタリチェアヌ首相や最大野党の社会民主党党首らは敗北を認めた。
しかし、反大統領派は依然対決姿勢を崩しておらず、歩み寄りは困難。政治的混乱は当分続きそうだ。
同時点で、弾劾反対は74・3%、賛成が24・9%で、投票率は44・02%。
EU加盟の条件となった汚職対策などの改革を推進する大統領に、出身母体の民主党を除く主要政党が
与野党を問わずそろって反対。大統領の職務停止と国民投票に持ち込んだが、国民は“抵抗勢力”の
主要政党にノーを突き付けた。
ソース
http://www.47news.jp/CN/200705/CN2007052001000658.html