【スーダン】ダルフール、紛争と混乱の中で生まれてくる命−国境無き医師団−[5/9]
1 :
◆Robo.gBH9M @ロボ-7c7cφ ★:
スーダン・ダルフール地方 現地報告:紛争と混乱の中で生まれてくる命
内戦による緊張が続くスーダンのダルフール地方。避難民キャンプで6カ月間にわたり、
国境なき医師団(MSF)の医療チームの一員として活動に携わった徳間美紀助産師の
報告です。
<避難民キャンプに漂う緊張と苦悩>
スーダンの西に位置するダルフール地方では、2003年以来紛争が続いており、
これまでに200万人を超える国内避難民と20万以上の難民が発生しています。
MSFは2003年末に同地方での援助活動を開始し、現在も派遣スタッフ120人以上、
スーダン人スタッフ2200人以上が活動を行っています。
私は2006年1月から7月まで、北ダルフール州にあるシャンギルトバヤという町に
設けられた避難民キャンプで活動を行いました。シャンギルトバヤは南北ダルフールを
結ぶ主要ルートにある交通の要衝の町であり、MSFは同キャンプ内と近隣の部落を
合わせた約2万人を対象に援助を行っていました。2004年12月にキャンプが
設置されてから2年が経過していましたが、紛争が激しかった時と比べ、治安は
比較的安定し、キャンプ内にも平穏な空気が流れているように思えました。
しかし、活動を行うにつれてそれは表面上のことに過ぎないことが分かってきました。
例えば、多くの人たちは深い心の傷を負っていました。家を焼かれたり、暴行や略奪を
受けたり、殺人を目撃したり・・・。これらは妊婦や母親のストレスとなり、妊娠中の
原因不明の出血や、産後の頭や関節の痛み、夜間の発熱などで育児に
集中できないなどの影響を及ぼしていました。
<出産の前に立ちはだかる様々な障害>
私は主に妊産婦を対象に、診療所での外来診療と巡回診療を担当しました。
外来診療では1日200〜400人を診察し、週1回の巡回診療では、70人ほどの
妊婦検診を行っていました。いずれも様々な条件や制限により、活動は決して
思い通りには進みませんでした。例えば、キャンプの診療所では帝王切開などの
外科手術ができないため、緊急の場合は手術設備を持つ病院のある町まで患者を
搬送しなければなりませんでした。
しかし、それも治安の状況によっては、すぐにできないこともありました。また、
搬送自体も容易なものではありませんでした。でこぼこの砂漠道を、ランドクルーザーの
床に毛布を引いて、妊婦さんを励ましながら2時間余り走り続けたこともありました。
文化や宗教の違いに戸惑うことも多くありました。例えば、伝統医療が優先されるために
適切な治療が受けられず、手遅れになる患者も少なくありませんでした。また、割礼の
慣習もまだ色濃く残っており、感染症の原因や出産の際の障害にもなっていました。
さらに、現地のスタッフがイスラム教の礼拝の時間に治療の現場を離れてしまうなど、
自分ではどうしようもない壁を前にして悩んだこともあります。しかし、誠実に
接していくことで少しずつ理解され、頼りにされていく自分を感じることができました。
文化や宗教は違っても、命の重さは同じ。母親が子どもを思う気持ちは一緒です。
「生まれた子どもにあなたの名前をつけたのよ」と伝えにきてくれた母親の笑顔は
忘れられません。
>>2に続く
http://www.asahi.com/international/shien/TKY200705090202.html 【スーダン】ダルフール問題で、国連とAUの共同特別代表を任命 [5/9]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1178710400/ 【スーダン】国連機偽装し住民空爆 国際法違反か [4/19]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1177040780/
2 :
◆Robo.gBH9M @ロボ-7c7cφ ★:2007/05/09(水) 20:44:17 ID:???
>>1の続き
<シャンギルトバヤで感じた命の大切さを伝えたい>
今回、MSFの活動に初めて参加して、この組織の行動力や国際性を直に感じることが
できました。キャンプ内で百日咳の流行の兆しが見られたことがありましたが、
プログラムの編成・運営を担うオペレーション部に連絡をして数日後には、
百日咳への対処に必要な物資が一揃えになった医療キットが届き、遅れを
取ることなく対応できました。
私が活動したチームは、日本人である私を含めて多国籍のスタッフからなって
いましたが、同じ目的のもとに一丸となることで非常によくまとまり、それぞれの
持つ力を発揮できていたと思います。わずか6カ月でしたが、日本では決して
体験できないような様々な機会を得たことは、助産師としてはもちろん、
一人の人間としても今後の人生の大切な財産となりました。
平和な日本で生活している私たちにとって、ダルフールの人びとの直面している
厳しい現実はなかなか実感しにくいものだと思います。その現実を自分の目で見て、
たくさんの命の誕生に立ち会った人間として、経験したことをきちんと伝えるのも、
私の役割のひとつだと強く思っています。
〈徳間美紀(とくま・みき)〉
助産師。大学病院にて勤務後、青年海外協力隊に参加。その後、自らの経験を更に
国際社会に役立てようと、2006年、国境なき医師団の海外派遣スタッフとして、
ダルフールでの活動に参加する。
3 :
七つの海の名無しさん:2007/05/09(水) 20:45:43 ID:no8pRuct
のちのスーダン解放軍リーダーである。
4 :
七つの海の名無しさん:2007/05/09(水) 20:57:31 ID:tHPxbXrh
イコマ先生!!!
5 :
七つの海の名無しさん:2007/05/09(水) 21:02:08 ID:lw4K4vyT
医師じゃねえじゃん。馬鹿みたい
6 :
七つの海の名無しさん:2007/05/09(水) 21:12:18 ID:oX+Fk17h
>>5 戦場に出たことも無い小童が馬鹿にできるような話ではないわ。
>治安の状況
これ赤十字キャンプが民兵に包囲されて、国連のエリアから出た人間片っ端から
殺された事件あったじゃん。MSFは大丈夫だったのだろうか。
7 :
七つの海の名無しさん:2007/05/09(水) 21:35:58 ID:g95IRpji
どんな状況でも
人間のやるこたセックルだといいたいのか?
国境なき医師団は「先進国には途上国を攻撃(戦争)して命令に従わせる権利がある」
とする新植民地主義を掲げる集団。
当人達が「介入する権利」と呼んでいるもの、日本では報道管制があるだけで
ヨーロッパでは一般的な主張で当人達も隠してはいない。
そしてその攻撃のターゲット国の評判を悪化させ、攻撃を実現させるために宣伝活動をしている。
これまでの活動だとコソボが最も有名、他は東ティモールなど。
今はスーダン攻撃を訴えるキャンペーンをしているところ。
なので欧米と対立する立場に置かれている人達には一切救援活動はしない。
例えば経済制裁で膨大な犠牲を出していたイラク人のことは完全に無視している。
9 :
活動具体例:2007/05/09(水) 23:26:43 ID:HS4fRozQ
1980年 大虐殺を行っていたポル・ポト派がベトナム軍の侵攻で追放されると
このカンボジアに入り、それまでの虐殺を無視してベトナム非難を繰り広げる
同年 ソ連がアフガンに侵攻、アフガンに密入国し反ソ連キャンペーン。
1984-85年 社会主義体制が動揺していたエチオピアに侵入、反政府キャンペーン展開。
その後1987年に社会主義体制は崩壊、1991年以降、親欧米体制が継続。
1991年 湾岸戦争勃発、クルド難民救援キャンペーンを行い、対イラク制裁継続を強力にアピール。
その成果でイラクの子供たち50万人以上が経済制裁により死亡。
1994年 フツ族政府による80万人大虐殺にも関わらずフツ族側につき介入要請、事態の急展開により活動失敗。
1992-1999年 反セルビアキャンペーンを大展開、ボスニア・ユーゴ空爆への世論醸成に貢献大。
1999年 東ティモールにて反インドネシアキャンペーン展開
1998年-現在 スーダン難民救援活動、現在はダルフールでの「虐殺」を全世界に喧伝
10 :
七つの海の名無しさん:2007/05/09(水) 23:26:45 ID:FXz4vV44
日本のマスゴミはこの件はスルーですか?
ヨーロッパでも大々的に報道が始まったけど。
Amnesty International has accused China and Russia of supplying arms
to Sudan for use in Darfur, in breach of a UN arms embargo.
スーダン政府をイスラム政権とみなしてこれを打倒しようという欧米諸国
の動きが背景にあるので欧米が騒いでいるだけ。
スーダンでは人口の1割に過ぎない反政府側のキリスト教徒を欧米が数十年支援し、
国土の南側が占領され200万人とも言われる犠牲を出した。
この内戦がようやく終わるかというところで今度は西部ダルフールで再び欧米の支援を
得た別の反政府勢力が蜂起して内戦再燃となっている。
この内戦の背景には北部〜中部アフリカでの「ブラックアフリカ対アラブのアフリカ」の構図がある。
例えばダルフールの反政府軍を支援する隣国チャドがかつて同国に侵攻したリビア軍を破ったトヨタ・ウォー
はあまりに有名。
12 :
七つの海の名無しさん:2007/05/10(木) 03:15:05 ID:n45tGbyD
>>11 違うでしょ。中国は、まずもってスーダンの資源を狙い、
アフリカ侵略の足場としたいのですよね。バチカンでも、スーダンに70万人
秘密に兵力を送っていることを把握しているようですよ?
13 :
七つの海の名無しさん:2007/05/10(木) 03:18:50 ID:n45tGbyD
さてどうでもいいのですけど
コーランか剣かなどど糞偉そうな教義ですね
なにさまのつもりでしょう
そういう事なら、近代法の觝触する宗教は原理的に認められないので
コーランかジェノサイドか、踏み絵を踏ませたい所ですね
コーランを焼けるか、さもなくば自分が焼けるか、面白いです
テロリスズムを肯定する思想者に近代国家の生存権は本来ならありえません
早期の絶滅を計るべきです、これをひっくり返すとイスラムの事ですね
殺害の信仰を誓ったものに手を差し伸べてはいけないのです
我々の世界で、あなたの信仰体系が優位に来る訳ではありません
従って、重大な殺人許容のある信仰を捨てて下さい
それでなければ、我々はあなたたちに医療も公共財も安全も
そして我々の法に従った法的地位も一切適用されません
その事をよく確認して下さい
救急車に乗りたければ、信仰の放棄を確約して下さい
欧米諸国やチャドが反政府側を支援してるのは無問題な訳?
中国は一方的に欧米に狙われているスーダンを助けてるだけだろ。
欧米のテロ支援でスーダン人が何百万人殺されたと思ってるんだ?