【トルコ】エルドアン首相、大統領選巡る対立で国民に結束を呼び掛け[07/05/01]

□トルコ首相、大統領選巡る対立で国民に結束を呼び掛け

　トルコのエルドアン首相は３０日夜、テレビで国民向けに演説し、大
統領選をめぐり、イスラム主義勢力と世俗派による対立が深まっている
ことについて、「今こそ、団結が求められている」と、国民に結束を呼
び掛けた。

　エルドアン首相は演説で、過去４年間、７％以上の経済成長率を続け
ていることに触れながら、「トルコは急速に発展している。安定と平穏
を守らなくてはならない」と訴えた。

　大統領選には、与党の穏健イスラム政党「公正発展党」（ＡＫＰ）の
ギュル外相が唯一、出馬している。４月２７日の大統領選第１回投票
で、必要得票の３分の２を得られず、世俗派が投票の無効を訴え憲法裁
判所に申し立てているほか、２９日に１００万人規模のデモを行うな
ど、混乱が続いている。

出典：2007年5月1日11時32分　読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070501i203.htm?from=main2

トルコ共和国（外務省各国インデックス）
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/turkey/index.html

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エルドリアーン！

世俗主義とイスラム主義
難しいね。

いでよ！第二のケマル・パシャ！

まぁ、公正発展党は何も、タリバンみたいに極端なことはしないだろう。
1回チャンスをあたえるべき。経済成長に実績もあるし、支持率も高い。

政教分離は守るべきだ。
公明党を見てると、心からそう思う。

現政府の政策を評価している国民は多いけど、大統領は共和国の顔であり、共和国理念の体現者なのだから、反発は当然。
国会の議長までAKPで、しかも先鋒のように振舞ってるんだから、ここで大統領がギュルになったら、イスラム化のスピードが一層速まるとみて、国民が危機感を抱いているわけ。
大統領職は最後の砦なんだから。

http://youtube.com/watch?v=YYuorcCwgJk&mode=related&search=

ちなみにこれは、現在流れているジュムフリイェット紙のＣＭ。
過去のギュルの発言をとりあげたもので、彼らの頭の中がこの時から変わっているとは思えない。
「トルコに、共和国の終わりがやってきた。
我々は、必ずや、政教分離体制を変えたいと望んでいる」

ナレーションは、「危険に気付いていますか？あなた方の共和国を守ってください」

憲法で「大統領は世俗主義者であるべき」と規定されてるの？
規定されてなかったら、別にイスラーム主義の人間が大統領に選ばれても文句は
言えないんじゃ？　

野党は選挙しろって言ってるけど、勝てる見込みはあるわけ？　

AKPから譲歩案が出た模様。もしギュルが大統領に選ばれたとしても、早期解散・総選挙を行うという。日程は６月２４日か、７月１日、８日あたり。

こちら、憲法１０４条でも読んでくれ。
http://www.tbmm.gov.tr/Anayasa.htm

まず、「トルコ共和国およびトルコ国民の統一性を象徴する」というところに、国民の多くが引っかかっている。
特にハイルニサ夫人は完璧なトゥルバンル（ターバンを被った人）だから、女性からの反発が厳しい。
彼女に我らトルコ女性を代表させるなんて、真っ平ごめん、というわけ。

それ以外に、議会を通った法案でも、憲法裁判所に憲法違反として法案の棄却を申請できる権限を持つから、ここにギュルが座ると、どんな法案もそのまま認可され、イスラム主義者たちの思うがままになるのではないかという危機感がある。
軍総司令官として軍の出動を決定できる権限をもたれるのも怖い。