西アフリカのナイジェリアで21日、オバサンジョ大統領の任期満了に伴う大統領選の
投票が行われた。
産油国の同国は、政治・経済的に影響力を持つ地域大国で、民主主義の定着は
アフリカ安定化の試金石ともなる。1960年の独立以来、クーデターが相次いだことから、
選挙による初の政権交代が実現するかどうか注目されるが、21日には首都アブジャの
独立選挙管理委員会本部の爆破未遂事件が発生しており、混乱も予想される。
大統領選には25人が立候補。最有力候補は、オバサンジョ政権の改革路線継続を
訴える与党「国民民主党」のウマル・ヤラドゥア氏(56)。副大統領のアティク・アブバカル氏、
軍政時代の指導者ムハマド・ブハリ氏も広く支持を集めている。結果は数日中に
発表される見通しだ。
アブジャでは21日未明、爆発物を積んだタンクローリーが選管本部に突入を図った。
電柱に当たって止まり、爆発も起きなかったが、警察は選挙妨害を狙う勢力による
犯行とみて調べている。
AFP通信によると、同国中部ナサラワ州では選挙関連の警備に当たっていた
警察官7人が何者かに銃撃され死亡した。
大統領選の前哨戦となった4月14日の州知事選では、多くの不正が報告されており、
大統領選も円滑に開票作業などが進むかどうか予断を許さない。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070421i314.htm ナイジェリアからの報道によると、同国北部のダウラで21日、大統領選挙で不正が
あったとして野党支持者らが抗議行動を行ったところ、軍が発砲し、11〜17歳の
少年3人が死亡、10人が負傷した。死亡した3人が実際に抗議をしていたのか、
近くにいて巻き込まれたのかは分からないという。
大統領選の投票が行われたこの日、独立選挙管理委員会本部の爆破未遂事件が
発生するなど、同国内では混乱が続いた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007042200020 【ナイジェリア】襲撃や投票用紙遅配に悩まされながら州知事選挙の投票始まる 各地で警察が襲われ14人死亡[04/14]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1176565963/